ChromebookでRcloneを使ってOneDriveをマウントする
はじめに
ChromebookでOneDriveを使う方法は色々あります。
- Webサービス「OneDrive」
- https://onedrive.live.com/
- 今年中にPWA化されるらしい
- ここにあるファイルを使いやすくしたい
- Androidアプリ「OneDrive」
- https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.skydrive/
- インストールするとChromeOSのファイルアプリの左ペインからOneDriveにアクセスできるようになる
- 読み込み専用のため、直接ファイルを編集できない
- Chrome拡張機能「OneDrive」
- Chrome拡張機能「File System for OneDrive」
- https://chrome.google.com/webstore/detail/jbfdfcehgafdbfpniaimfbfomafoadgo/
- ChromeOSのファイルアプリにOneDriveをマウントする拡張機能
- 色々と不具合がある模様
- Windows/Mac/Linuxアプリ「Rclone」
- https://rclone.org/、https://rclone.org/onedrive/
- 様々なクラウドストレージに対応したファイル操作用コマンドラインアプリ
- ファイルの移動やコピー、削除や同期等を行うことができ、ストレージのマウントも出来る
- ChromeOSのLinux環境にOneDriveをマウントすると、ファイルアプリからもファイル操作できる
- その他Linux用OneDriveクライアントアプリ
- 色々
今回はChromebookのLinux機能を有効化し、
Rcloneを使ってLinux環境内にOneDriveをマウントし、
ファイルアプリからファイル操作できるようにしてみます。
準備
Linux機能を有効化
Rcloneをインストール
ターミナルを開き、下記コマンドを実行します。
curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash
/usr/bin/rclone
にRcloneがインストールされました。
Rcloneをセットアップ
下記コマンドでRcloneのセットアップを行います。
rclone config
設定の新規追加なのでn
を入力します。
OneDriveの設定なので名前はonedrive
にします(何でもいいです)。
設定するストレージの一覧が出力されますので、onedrive
と入力します。
OAuth Cliend Id
やOAuth Client Secret
は何も入力せずにEnterを押します。
region>
はglobal
を入力しました。
Edit advanced config
とUse auto config
は何も入力せずにEnterを押します。
ブラウザが開くのでMicrosoftアカウントでログインします。
Success!の画面が表示されたらターミナルに戻ります。
使用するサービスの一覧からonedrive
を選択します。
Is that okay?
にはYesなので何も入力せずにEnterを押します。
Yes this is OK
なので何も入力せずにEnterを押します。
onedrive
という名前を付けたOneDriveのRclone設定が完了したので、q
を入力して設定モードを抜けます。
以上でRcloneの設定は完了です。
OneDriveをマウント
Rcloneを使ってOneDriveをマウントします。
今回はホームディレクトリ直下にOneDriveディレクトリを作成して使用します。
mkdir ~/OneDrive
rclone --vfs-cache-mode writes mount onedrive: ~/OneDrive
「onedrive
」は自分で設定したストレージの名前、「~/OneDrive
」はマウント先のディレクトリです。
onedrive:
の:
の後ろにマウントするOneDrive側のディレクトリを指定できます。
--vfs-cache-mode writes
は付けないと下記の通り出力されたので付けています。
<5>NOTICE: One drive root '': --vfs-cache-mode writes or full is recommended for this remote as it can't stream
確認
Chrome拡張機能、Androidアプリ、Linuxアプリと色々なアプリでファイルを閲覧/編集できます。
▼Webから見たOneDrive
ただ、ファイルアプリからの操作は快適ではありませんでした。
ファイルのコピー/移動で「コピーできませんでした」と言われることが多いです。
xlsxファイルをLibreOfficeで開こうとしてもエラーでした。
ターミナルでコマンドを使ったり、Linuxアプリからのファイル操作は問題なさそうですが...。
結局、ファイルアプリからの操作はあまり使い物にならなそうでした。
自動起動
~/.sommelierrc
に下記を追記すればLinux環境起動時にOneDriveがマウントされます。
rclone --vfs-cache-mode writes mount onedrive: ~/OneDrive &
Systemdを使って自動起動する場合は下記サイトが参考になりそうです。
・ChromeBookとLinuxとのファイル共有方法は rcloneが使いやすい - CHROMEBOOKでVIMMERになる
結論
いまいち。
おまけ
RcloneはOneDriveの他にDropboxやGoogleドライブ等、こちらのページにあるストレージを操作できます。
ChromebookでログインしているGoogleアカウントとは別のアカウントのGoogleドライブもファイル操作できるはずです。
参考サイト
(バージョン: 91.0.4472.147(Official Build) (64 ビット)にて確認)
Author And Source
この問題について(ChromebookでRcloneを使ってOneDriveをマウントする), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/htnk/items/0282f84bc8ecf36e2d53著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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