chromebookのPowerwashを実施してみる(驚愕の結果)


はじめに

購入して2年ほど経つchromebook c101paだが、起動後のChromeの立ち上がりが若干遅くなった(といっても数秒だが)気がしたのと、linuxに日本語入力のfcitxをインストールするとフリーズして対処法が見つからなかったため、思い切ってPowerwashをかけることにしました。

結論から言うと、実施前後の作業含めて1時間でお釣りがくるくらいで、作業もスムーズにいき半年に一度くらい実施しても手間にならないレベルでした。
まじでGoogleのユーザビリティの高さに驚きでした。

Powerwash実施前のバックアップ

ローカルファイルの退避

一番大変な部分、とはいえ元々ストレージ自体小さく本当に必要なものはGoogle driveに格納済みで、ユーザファイルの格納場所はダウンロードとLinuxの2箇所しかないなので、USBメモリぶっさして、コピペするのみ

アプリの再インストールのための作業

Webストア、Androidアプリを再インストールすることを想定して、アプリ画面のスクショをとっておきました(結果的にこの作業は不要でした。理由は後ほど)
linuxアプリは、code-ossだけだったので、再度やる想定。

Powerwashの実行

設定画面のPowerwashでリセットを実行!(以上、終わり)

あとは再起動が走ります。

Powerwash後の状態

OSの状態(ChromeOS)

想定では、OSのバージョンは購入時点の状態で、そこから手動&自動でUpdateを行うんだと思っていましたが、すでに最新版に!!
(某OSの再セットアップと大違い!)

さらに驚きなのは、この状態でLinuxをONにすると、debianのバージョンもpowerwash前の9.x(stretch)から10.x(buster)にアップグレードされてました!口が塞がらないというのはこのこと・・

  • Powerwash前
$ more /etc/debian_version 
9.9

$ more /etc/apt/sources.list
deb https://deb.debian.org/debian stretch main
deb https://deb.debian.org/debian-security stretch/updates main
  • Powerwash後
$ more /etc/debian_version 
10.3

$ more /etc/apt/sources.list
# Generated by distrobuilder
deb https://deb.debian.org/debian buster main
deb https://deb.debian.org/debian-security buster/updates main

しかも、debianのバージョンが上がったからなのか、apt-get updateapt-get upgradeコマンドも爆速で終わるし〜

Powerwash前にインストールしていたアプリ

一番驚きだったのはココ! 
なんということでしょう!!
ランチャー開くと、Powerwash前に使っていたWebストア、Androidアプリがずらりとそのまま残っているではありませんか!!

Powerwash後の設定作業など(実際に行った作業)

結局Powerwash後にも、アプリはそのまま引き継がれ、Chromeの設定はそのまま(これは従来から端末間でも引き継がれること知ってたので想定どおり)、更にOSは最新版にアップデートされており、やったこととしては以下の2点だけ。

バックアップしたファイルの戻し

単純にUSBメモリから、元のディレクトリにコピペで完了

Linuxアプリの再インストール

これは想定どおり。code-ossの再インストール、設定を行いました。

終わりに

某OSでリカバリディスクからの再インストール実施並みに気合を入れてやった割には、終わってみればほとんどやることなく、想定外だらけの結果でした(本当にいい意味で!!)
今日のこの日はChromebookを買って使った日よりもさらに、「Googleありがと〜」と声を大にして叫びたい!!