さくらVPSでCentOS7 8.phpMyAdminインストール


はじめに

自由にテスト出来るLinuxのサーバーがほしくて、さくらVPSで構築してみました。
順次手順をアップしていく予定です。

今回は、phpMyAdminをインストールします。
phpMyAdminは、MariaDBやMySQLをブラウザで管理する為のデータベース接続クライアントツールです。

目次

  1. 申し込み
  2. CentOS7インストール
  3. SSH接続
  4. Apache・PHPインストール
  5. MariaDBインストール
  6. FTP接続
  7. sftp接続
  8. phpMyAdminインストール
  9. 環境のバックアップ
  10. Ruby On Railsインストール
  11. RailsプロジェクトをGitで共同開発

8.phpMyAdminインストール

インストール

  • インストール

    $ sudo yum install -y --enablerepo=remi,remi-php56 phpMyAdmin
    

    ※PHP7.1をインストールした場合は、remi-php71

  • Apache用設定ファイルを修正

    $ sudo vi /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf
    

    「Require all granted」を追加

    <IfModule mod_authz_core.c>
    # Apache 2.4
    Require local
    # この行を追加!
    Require all granted
    </IfModule>
    
  • Apache再起動

    $ sudo systemctl restart httpd.service
    

起動確認と設定

  • 起動確認

    ブラウザを起動し、サーバーのIPアドレス又はURLの後ろに/phpmyadminを指定します。


  • ログイン

    MariaDBインストール時に作成したユーザーでログインします。


  • 環境保管領域設定

    phpMyAdminにログインすると、「phpMyAdmin 環境保管領域が完全に設定されていないため、いくつかの拡張機能が無効になっています。理由についてはこちらをご覧ください。
    代わりにデータベースの操作タブを使って設定することもできます。」というメッセージが表示される場合があります。
    画面キャプチャしていなかったので画像はありませんが、下の方にでます。

    この文の「こちら」がリンクになってますので、これをクリックすると「Create a database named 'phpmyadmin' and setup the phpMyAdmin configuration storage there.」というメッセージが表示されます。
    直訳すると『「phpmyadmin」という名前のデータベースを作成し、そこにphpMyAdmin設定ストレージを設定します。』

    このメッセージの「Create」がリンクになっていますので、これをクリックすると、phpmyadminというデータベースが作成されます。(表示させるにはページの再読み込みが必要です)

    環境保管領域設定は以上です。

  • 非公開パスフレーズ

    phpMyAdminにログインすると、「設定ファイルに、暗号化 (blowfish_secret) 用の非公開パスフレーズの設定を必要とするようになりました。」というメッセージが表示されます。

    メッセージのとおり、非公開パスフレーズが必要ですので設定します。
    /etc/phpMyAdmin/config.inc.phpを編集します。

    $ vi /etc/phpMyAdmin/config.inc.php
    

    $cfg['blowfish_secret'] = '' に値をセットします。
    任意の文字を32文字以上入力します。内部で使用されるだけなので、何でも良さそうです。

    /**
    * This is needed for cookie based authentication to encrypt password in
    * cookie. Needs to be 32 chars long.
    */
    $cfg['blowfish_secret'] = 'fswefiojoweifja3sldkfjoeifjaojkl';
    

    非公開パスフレーズ設定は以上です。

次回

前回:sftp接続
次回:環境のバックアップ