Docker Desktopをやめたときのメモ


MacOSにてDocker Desktopを辞めたときのメモ

概要

docker-machineを用いてVirtualBoxの仮想マシン上に、Docker Engine (=Dockerサーバ)を構築する。
MacOSにdockerクライアントをインストールし、そこに接続する。

環境

  • MacOS Big Sur 11.5.2
  • Virtual Box 6.1.26
  • docker クライアント (Docker version 20.10.9, build c2ea9bc90)
  • docker-machine (docker-machine version 0.16.2, build bd45ab1)

手順

1.Docker Desktopのアンインストール

説明省略

2.docker-machineのインストール

$ brew install docker-machine

3.Virtual Boxのインストール

普通にVirtual Boxインストールしうまく行ったと思ったが、仮想マシンを起動すると Kernel driver not installed (rc=-1908) のエラーが出た

巷のブログでは、Security & Privancy で許可すればよいと言われているが、私の環境ではそもそもSecurity & Privancyで Oracle America, Inc をブロックしたメッセージが出てこなかったため、許可できずにハマっていた

調べていくと、このブログ https://engineering.mobalab.net/2019/05/16/workaround-for-virtualbox-installation-failure-on-mac/ に解決策が載っていた

具体的にはMacOSのリカバリーモードで以下を実行する。

$ spctl kext-consent add VB5E2TV963

これで仮想マシンが起動できるようになった。

4.dockerクライアントのインストール

$ brew install docker

5.docker-machineを使ってVirtual Box上でDocker Engineを動かす

$ docker-machine create --driver virtualbox default