はじめてのJavaScript⑪ 「繰り返し処理の演習」


1. はじめに

本記事では、JavaScriptの
「繰り返し処理の演習」
について記載する。

2. 演習内容

内容は以下の通り。

1〜100の整数、かつ、偶数の値について 合計値を計算してコンソールへ出力する。

演習の条件について、

繰り返し処理for文を利用

すること。
※数値が偶数であることを判定するには、
数値を2で割ったときに割り切れるかどうか(余りが0)で確認できる。

3. 実践

まずは答えを開示する。
電卓アプリで計算したところ、1〜100までの偶数値を足していくと、2550になる。


変数の設定

変数名はsumとする。
sumはExcelの計算などで使用されることが多く、便宜上sumとしている。(この辺は任意で)

index.js
let sum = 0;

sumに0が代入されている理由として、
数値を2で割ったときに割り切れるかどうか(割った数値が0になるため)
というところが焦点として当てられているためである。


for文の設定

for文としては以下のようになる。

index.js
for (let i = 1; i <= 100; i++) {

}

forの構文に関しては、以前記事にしたものを参照。
はじめてのJavaScript⑧ 「繰り返し処理 "for"」

初期化式:for文が実行されるときに最初の一回だけ実行される式なので、let i = 1となる。

ループ継続条件式:こちらに関しては 変数iが100以下のときにループを継続する という意味合いでi <= 100となる。

増減式:最後のi++は、 条件を満たすまで変数iに1ずつプラスする という意味である。


for文の中の処理

for文を記述しただけではこの例題は成り立たない。
条件分岐の観点から、if分を使用する。

index.js
if (i % 2 == 0) {
  sum += i;
}

<解説>

ifの()内のi % 2 == 0は、条件にあった ループで回した数値を2で割って0になるもの=偶数 という条件を分岐されるように記述したもの。

sum += iに関しては、 変数sum(初期値0)に対して1ずつプラスしたものが、for内の変数iと同じ数値になる というもの。



全て書き終えたものが以下となる。
index.js
let sum = 0;
for (let i = 1; i <= 100; i++) {
  if (i % 2 == 0) {
    sum += i;
  }
}


コンソールへ出力

index.js
console.log(sum);

出力されたものは以下となる。

4. おわりに

次項:はじめてのJavaScript⑫ 「配列と連想配列」に続く。