osc.js で OSC Data Monitor に OSC over UDP でデータを送る(Node.js の keypress との組み合わせ)
この記事は、最近書いていた記事の中で、以下の 2つに書かれている内容の続きです。
- ブラウザで OSC を扱う初めの一歩(osc.js、osc-js、p5.js用ライブラリを見てみたりなど)【2021年9月】 - Qiita
- ZIG SIM と Node.js のプログラム(osc.js を利用)との間で UDP による OSC通信を軽く試す(OSC Data Monitor の話も) - Qiita
今回やること
今回は、osc.js を使った Node.js のプログラムから OSC Data Monitor に OSC over UDP でデータを送ってみます。
osc.js や OSC Data Monitor の情報は、冒頭に書いた記事の 2つ目をご参照ください。
通信を試す
OSC Data Monitor の準備
OSC Data Monitor の準備は、冒頭に書いた記事の 2つ目と全く同じです。
8000番ポートで OSC のデータを待ち受けます。
Node.js のプログラムの準備
受信側の用意はできたので、データの送信側を準備します。
動きとしては「特定のキーを押下したらデータを送信」という流れにしたかったので、osc.js と合わせて keypress を使います。
npmコマンドで osc.js と keypress をインストールしておいてください。
$ npm install osc keypress
それぞれの公式ページのサンプルや説明を見て、以下のプログラムを作っていきました。
ちなみに、OSC Data Monitor も以下のプログラムも同じノートPC内で動かしています。
const osc = require("osc");
const keypress = require("keypress");
var udpPort = new osc.UDPPort({
localAddress: "0.0.0.0",
localPort: 8001,
remoteAddress: "0.0.0.0",
remotePort: 8000,
metadata: true,
});
udpPort.on("message", function (oscMsg, timeTag, info) {
console.log("An OSC message just arrived!", oscMsg);
console.log("Remote info is: ", info);
});
udpPort.on("ready", function () {
console.log("ready");
keypress(process.stdin);
process.stdin.on("keypress", (ch, key) => {
if ((key && key.ctrl && key.name === "c") || (key && key.name === "q")) {
process.exit();
}
switch (key.name) {
case "left":
console.log("left");
udpPort.send({
address: "/carrier/frequency",
args: [
{
type: "f",
value: 420,
},
],
});
break;
case "right":
console.log("right");
udpPort.send({
address: "/carrier/frequency",
args: [
{
type: "f",
value: 440,
},
{
type: "f",
value: 400,
},
],
});
break;
}
});
process.stdin.setRawMode(true);
process.stdin.resume();
});
udpPort.on("error", function (err) {
console.log(err);
});
udpPort.open();
内容としては、「ローカルの 8000番ポートに対してデータ送信をする設定をしていて、キーボードの右矢印キー・左矢印キーのどちらかを押すとメッセージを送信する」というものです。
今回は使わないですが、8001番ポートでの待ち受けの処理も含まれています。
動作確認
あとは、動作確認を行うだけです。
OSC Data Monitor を起動し、Node.js で作ったプログラムを実行します。
その後、キーボードの右矢印キー・左矢印キーを押して、OSC Data Monitor の表示を確認しましょう。
試してみると、以下のように受信側でメッセージを受けとることができていました。
おわりに
前に書いた記事と今回の記事とで、osc.js を用いた OSC over UDP によるメッセージの送受信を試すことができました。
今後は、Node.js で作ったプログラムと何か別のプログラムを連動させてみたり、osc.js による OSC over WebSocket あたりの内容を試せればと思います。
【追記 】 OSC over WebSocket も試しました
その後、osc.js を用いた OSC over WebSocket も試して記事にしました。
●osc.js でブラウザから OSC Data Monitor に OSC over WebSocket でデータを送る(とりあえず片方向) - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/0f170f4f86f6d7bf52ad
●p5.js Web Editor のプログラムから osc.js を使った OSC通信(OSC over WebSocket を利用) - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/45bebdfb948b3f918c05
Author And Source
この問題について(osc.js で OSC Data Monitor に OSC over UDP でデータを送る(Node.js の keypress との組み合わせ)), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/youtoy/items/740686a8d2ffb0c6b8ba著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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