リモートデスクトップ切断後に自動ログインする方法


概要

通常、Windows10でリモートデスクトップ接続すると、接続を受けた側のローカルPCはログイン画面になります。
そのまま、リモートデスクトップ接続を切断するとローカル側
PCはログイン画面のままになってしまい、ローカル側のPCで一度、ログイン操作をする必要がありました。

Windowsの再起動

リモートデスクトップ接続の切断後に自動ログインする方法としては、ローカル側のPCで予め自動ログイン設定をしておき、Windowsを再起動させる方法があります。

自動ログインの設定

  1. キーボードのWindowsとRキーを同時に押下し、「control userpasswords2」と入力して実行します。

2.ユーザーアカウントのダイアログが表示されたら、
「ユーザーがこのコンピュータを使うには、...」のチェックを外して適用ボタンをクリックします。

3.自動サインインのダイアログが表示されたら、パスワードを入力します。

Windows7までは、リモートデスクトップ接続状態でスタートメニューから直接、再起動やシャットダウンすることは出来なかったので、
シャットダウンや再起動のバッチファイルを作成しておく必要があったのですが、
Windows10では、スタートメニューで再起動やシャットダウンが出来るようです。

バッチファイルを使用した自動ログイン

ローカル側のPC上に、バッチファイルを作成し、リモートデスクトップ終了時に実行することをで、ローカル側PCを自動ログインして切断することが出来ます。
(パスワードのパラメータは、ローカル側PCに設定されていない場合は不要)

rdp_disconnect_auto_login.bat
tscon 1 /dest:console /password:1234

ただ、このままバッチファイルを実行してもアクセスエラーとなってしまうので、管理者権限で実行する必要があります。
予めショートカットを作成し、管理者権限で実行するにチェックを入れておくと便利です。

上記のバッチファイルを右クリックして、ショートカットのタブより詳細設定ボタンをクリックします。
詳細プロパティのダイアログが表示されたら、管理者として実行のチェックを入れでOKボタンをクリックします。

尚、この方法は、バッチファイルにログイン情報を直書きすることになるので、本番環境で使用するのは注意が必要です。