ラズパイで部屋のCO2濃度を測定する


本記事の内容

  • ラズパイで二酸化炭素濃度を測定する。

家に眠っていたラズパイを引っ張り出してきた理由は、
換気により二酸化炭素濃度を測定してみたかったからです。

いざやってみます。

実施環境

  • Windows 10
  • TeraTarm Version 4.9.4
  • Raspberry Pi 2 Model B
  • PLANEX 無線LAN子機 GW-USNANO2A ※Wi-Fi通信のための利用
  • MH-Z19B ※二酸化炭素濃度測定用センサー
  • GPIOケーブル メス-メス ※MH-Z19BとGPIOピンを接続するために使用
  • 家庭内の無線LANネットワーク環境にて実施

手順の流れ

  1. Raspberry PiにMH-Z19Bを接続する
  2. TeraTarmでsshログインする
  3. シリアル通信を有効にする
  4. TeraTarmでsshログインする
  5. 二酸化炭素濃度測定用ライブラリーのインストール
  6. 二酸化炭素濃度の測定

1. Raspberry PiにMH-Z19Bを接続する

ラズパイとセンサーの接続は、こちらを参考にさせていただきました。

センサーはこちら。

こちらがラズパイにセンサーを接続した後の状態。

2. TeraTarmでsshログインする

WindowsにてTeraTarmを起動して、ラズパイにSSH接続する。

3. シリアル通信を有効にする

sudo raspi-configコマンドを実行する。

3.Interface Optionsを選択する。


P6 Serial Portを選択する。


Noを選択する。


Yesを選択する。


OKボタンを選択する。


Finishを選択する。


Yesを選択し、ラズパイの再起動により設定を有効化する

4. TeraTarmでsshログインする

再起動が完了したらWindowsにてTeraTarmを起動して、ラズパイにSSH接続する。

5. 二酸化炭素濃度測定用ライブラリーのインストール

二酸化炭素濃度測定用ライブラリーが公開されているので、こちらを活用する。
Read CO2 concentration from mh-z19 sensor on the Raspberry Pi & handle it. Detect Raspberry Pi model automatically and read the value from an appropriate serial device.

パッケージのインストール

pi@raspberrypi:~ $ sudo pip install mh-z19

パッケージがインストールされたことを確認する。

pi@raspberrypi:~ $ python -m pip list | grep mh-z19
mh-z19             3.0.2

6. 二酸化炭素濃度の測定

sudo python -m mh_z19で確認する。

部屋を閉め切った状態で測定した結果。

pi@raspberrypi:~ $ sudo python -m mh_z19
{"co2": 603}
pi@raspberrypi:~ $

換気をした状態で測定。

pi@raspberrypi:~ $ sudo python -m mh_z19
{"co2": 404}
pi@raspberrypi:~ $

換気をした状態での値が低いような気もするが、目安としては活用できそう!
これから取得したCO2濃度のデータを可視化する方法を考えて行く。

手順は以上。

参考文献

本記事の作成に当たり、以下の情報を参考にさせて頂きました。
- Raspberry Pi 4とMH-Z19Bで二酸化炭素濃度を計測してみた
- mh-z19 CO2 concentration sensor library for All models of Raspberry Pi