ラズパイでビデオシンセサイザーを試してみる


ビデオシンセサイザーで遊ぶ

まあ、音声によって画像が変わります、的な。
Critter&Guitari という会社が、Raspberry pi Compute Moduleを使って、「EYESY」というビデオシンセサイザーを出しています。
こんなのね。

https://www.critterandguitari.com/eyesy
こいつのラズパイフォーク版を、お手持ちのRaspberry piに突っ込んで、遊んでみます、というお話。

ソースはこちら

セットアップ

オーディオデバイス

ラズパイは音声入力持ってないので、適当なUSBオーディオデバイスと使ってみます。
って、適当じゃダメでした・・・。

  • TASCAM US-122mk2 : 動かず
  • Creative SoundBlaster USB : 動作はするが頻繁に入力見失ってOut of range
  • Roland VT-3 : 動かず
  • Roland Quad Capture : 動かず
  • Roland ( EDIROL ) UA-25 : 無事動作

今時の色気のあるオーディオインターフェースは、厳しいみたいです。
古い枯れたのを用意しろってことかな?。

音声入力順序

Eyesyは、デフォルトの音声入力を使用します。
ラズパイの音声は、標準だとSoCのものが優先されます。
が、もちろんそいつは音声入力が無いので。
USBオーディオを優先に変更!
ま、modeprobeで優先順位変更し、リブートすればOKです。

/etc/modprobe.d/alsa-base.conf
options snd slots=snd_usb_audio,snd_bcm2835
options snd_usb_audio index=0
options snd_bcm2835 index=1

X Window

Raspberry pi OSのLITE版を愛用のオイラは、Xなんて普段は入れてません。
なので、以下コマンドでセットアップ!。

apt install libxm4 mwm xserver-xorg xinit x11-xserver-utils xterm x11-apps

ユーザーサイドでXを動かすわけではないので、.xinitrcとかの記載は不要です。

Eyesyセットアップ

ま、以下な感じで。
なお、ディレクトリは決め打ちで、かつユーザも決め打ちなので、変更すると正常に動きません。

pi ユーザでログイン ( not root )
apt -y install git
cd
git clone https://github.com/okyeron/EYESY_OS_for_RasPi.git Eyesy
cd Eyesy
./deploy.sh

何度かy押しますが、まあスムーズに終わります。

Web I/F スタート

~/Eyesy/start_web.sh

したあとは、「http://[IPアドレス]:8080/」で、Web I/Fにアクセスできます。
こんなの。

おたのしみ

Web I/F上の「Start Python」でXが起動し、ビデオシンセサイザー画面になります。

「default」がどうのとエラーが出る場合は、オーディオI/Fを見直してみて下さいな。

コントロール

標準では、何も操作が出来ません。
本来であればGPIOにつないだスイッチでゴニョゴニョ、らしいのですが、ね。
MIDIフィジコンを繋ぐか、「TouchOSC」というソフトで制御が出来ます。
こんな感じで。

おしまい

なんか色々マニアックなこと出来そうな感じだけ漂ってますが。
まあ画面が色々切り替わるのだけでも、楽しい感じ!。
まんぞく!。