【OS X El Capitan 10.11以前】シェルスクリプトを使ってMacの隠しファイル・フォルダの表示/非表示を切り替えるアプリを作成する方法


はじめに

本記事ではOS X El Capitan 10.11以前のMacでアイコンをクリックするたび,Macの隠しファイル・フォルダを表示/非表示を切り替るアプリを作成する方法について記述する.

macOS Sierra 10.12以降はキーボードショートカットで簡単に隠しファイル・フォルダ表示/非表示を切り替えができる.

キーボードショートカット: command + shift + .

コマンドラインを使用する場合

隠しファイル・フォルダ表示

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true ; killall Finder

隠しファイル・フォルダ非表示

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles false ; killall Finder

いちいちコマンド入力するのは面倒である.

アプリ化するための手順

手順1:

Automatorの起動

手順2:

新規ファイルの作成

キーボードショートカット: command + N

手順3:

アプリケーションを選択

手順4:

検索窓にシェルスクリプトと入力しenterキーを押下

手順5

「シェル」のドロップダウンから/bin/shを選択

手順6:

枠内に下記シェルスクリプトを記述

if defaults read com.apple.finder AppleShowAllFiles | grep -iqE '^(1|on|true|yes)$'

# 隠しファイル・フォルダ非表示
then
  defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles false ; killall Finder

# 隠しファイル・フォルダ表示
else
  defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true ; killall Finder
fi

手順7:

名前をつけて「アプリケーション」フォルダに保存
(ここでは名前をHideSwitch.appとした)

キーボードショートカット: command + S

完成

アイコンをクリックするたび,Macの隠しファイル・フォルダの表示/非表示の切り替えが可能になった.

おまけ

アイコンの変更

せっかくなので,今回作成したアプリのアイコンを下記の画像に設定してみる.

画像を任意の場所に保存し,そのまま開き全範囲選択しコピー

キーボードショートカット: command + A
キーボードショートカット: command + C

今回作成したアプリを選択し情報を見る.

キーボードショートカット: command + I

赤枠部分を選択し画像を貼り付ける.

キーボードショートカット: command + V

アイコンが変更された.