MacでGoの開発環境構築


Mac環境

% sw_vers
ProductName:    Mac OS X
ProductVersion: 10.15.5
BuildVersion:   19F101

% echo $SHELL
/bin/zsh

% zsh --version
zsh 5.7.1 (x86_64-apple-darwin19.0)

環境構築手順

  1. Goの公式サイトから、Goの本体をダウンロードしましょう。

  2. ダウンロードしたpkgファイルをダブルクリックして、インストールしましょう。
    特に注意すべきところはありません。

  3. Goが正しくインストールされたか、コマンドで確認してみましょう。

    % /usr/local/go/bin/go version
    go version go1.14.6 darwin/amd64
    % go version
    go version go1.14.6 darwin/amd64
    
  4. Goは、外部のライブラリが格納される場所を、環境変数GOPATHで管理しています。
    ここでは、まず空のディレクトリを作りましょう。

    % mkdir ~/go
    

    それから、GOPATH環境変数の設定を「~/.zshrc」の末尾に追記しましょう。

    ~/.zshrc
    export GOPATH="$HOME/go"
    

    「~/.zshrc」は、ユーザーのログイン時に一度だけ読み込まれるため、ファイルを書き換えただけでは設定が反映されません。少し乱暴ですが、

    % source ~/.zshrc
    

    で強制的に「~/.zshrc」を読み込ませることができます。
    最後に、環境変数GOPATHが設定されていることを確認しましょう。

    % echo $GOPATH
    /Users/[ユーザー名]/go
    
  5. これでGoのインストール作業は完了です。

動作確認

  1. 下記「Hello, World」プログラムを書いて、Goで実行して見ましょう。

    hello.go
    package main
    
    import "fmt"
    
    func main() {
      fmt.Println("Hello, World")
    }
    
  2. 下記コマンドでビルドして、同じディレクトリに「hello」実行ファイルができることを確認しましょう。

    % go build hello.go
    
    % ls
    hello       hello.go
    
  3. 「hello」実行ファイルを実行してみましょう。

    % ./hello
    Hello, World
    

    Goは基本的にコンパイルを前提とした言語ですが、ビルドプロセスを隠蔽したコマンドgo runを使えば、ソースファイルを直接実行することもできます。

    % go run hello.go
    Hello, World
    

参考ページ