R言語でマクドナルドの業績をウォーターフォール可視化・library("waterfalls")


waterfallsライブラリを使います

先日、9年ぶりに最高益を記録したマクドナルドの損益計算書(PL)のウォーターフォール図を、「ggplot2」と「geom_rect」などを使い、作りました
矩形を描画して作る、という応用的な手段でした。

今回、専用の関数を使い、描画しました。
waterfall関数です。
こちらから仕様が入手できます。

 install.packages("waterfalls")

インストールしました。
これで少ステップでウォーターフォール図を作成できます。

可視化します

業績のデータフレーム 用意し、waterfalls関数に適用します。
前回とは違い、"利益"の値は指定しなくても描画可能です。
calc_total=TRUEと指定することで、収入と原価のプラスマイナスの結果は自動で計算・可視化してくれます。

library("waterfalls")
pl_data2 <- data.frame(
    items = c("売上高", "売上原価", "販売費及び一般管理費", "営業外収益", "営業外費用", "特別利益", "特別損失", "法人税住民税及び事業税", "法人税等調整額"),
    amount = c(288332, -230075, -26966, 1421, -1286, 0, -870, -10140, -226),
    stringsAsFactors=F
)

options(scipen=100) #Y軸が指数表示になるのでそれを回避
theme_set( theme_bw(base_family = "HiraKakuProN-W3"))
waterfall(
    pl_data2, 
    calc_total=TRUE,  #「TRUE」で最終的な収支の差分を描画する
    total_axis_text = "当期純利益", #上記描画部分に配置する文字列
    total_rect_text_color="black", #同線の色
    total_rect_color="goldenrod1"  #同塗りつぶしの色
) 

前回と当期純利益の数字が微妙に異なります。
小数点を丸めた数字などが含まれているせいかもしれません。
x軸の文字のサイズを小さくしたかったのですが、その方法はわかりませんでした。
ggplot2の方が細かく設定できそうな感触はしました。