CentOS7にデスクトップ環境としてGNOMEをインストールする方法

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環境

  • OS：CentOS Linux release 7.7.1908
[root@CENTOS7 ~]# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)
[root@CENTOS7 ~]#

手順

1. GNOME Desktopをインストール

以下のコマンドで「GNOME Desktop」をインストールします。

yum -y groups install "GNOME Desktop"

実行結果
[root@CENTOS7 ~]# yum -y groups install "GNOME Desktop"
読み込んだプラグイン:fastestmirror
There is no installed groups file.
Maybe run: yum groups mark convert (see man yum)
Determining fastest mirrors
 * base: ftp.riken.jp
 * extras: ftp.riken.jp
 * updates: ftp.riken.jp
http://download.nus.edu.sg/mirror/centos/7.8.2003/os/x86_64/repodata/repomd.xml: [Errno 12] Timeout on http://download.nus.edu.sg/mirror/centos/7.8.2003/os/x86_64/repodata/repomd.xml: (28, 'Connection timed out after 30000 milliseconds')
他のミラーを試します。
base                                                     | 3.6 kB     00:00
extras                                                   | 2.9 kB     00:00
updates                                                  | 2.9 kB     00:00
(1/4): base/7/x86_64/group_gz                              | 153 kB   00:00
(2/4): extras/7/x86_64/primary_db                          | 206 kB   00:03
(3/4): updates/7/x86_64/primary_db                         | 4.5 MB   00:19
(4/4): base/7/x86_64/primary_db                            | 6.1 MB   00:32
Warning: Group core does not have any packages to install.
依存性の解決をしています
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ ModemManager.x86_64 0:1.6.10-3.el7_6 を インストール
--> 依存性の処理をしています: ModemManager-glib(x86-64) = 1.6.10-3.el7_6 のパッ ケージ: ModemManager-1.6.10-3.el7_6.x86_64
--> 依存性の処理をしています: libqmi-utils のパッケージ: ModemManager-1.6.10-3.el7_6.x86_64

～省略～

完了しました!
[root@CENTOS7 ~]#

2. X Window起動

CentOS7のコンソールから以下のコマンドを実行します。
（Teraterm等のリモート接続からではなく、コンソールから直接実行する必要があります。）

startx

デスクトップ画面が起動します。

3. 言語選択

「日本語」を選択し、「次へ」をクリックします。

4. キーボード選択

キーボードが「日本語」になっていることを確認し、「次へ」をクリックします。

5. 位置情報サービス選択

位置情報サービスを「オフ」にし、「次へ」をクリックします。

6. オンラインアカウントへの接続

「スキップ」をクリックします。

7. 準備完了

「CentOS Linux を使い始める」をクリックします。

8. 再起動

デスクトップ画面からCentOS7を再起動します。

9. default.targetを変更

default.targetを「multi-user.target」から「graphical.target」へ変更します。

以下のコマンドで現在の「default.target」を確認します。

systemctl get-default

実行結果
[root@CENTOS7 ~]# systemctl get-default
multi-user.target
[root@CENTOS7 ~]#

default.targetが「multi-user.target」となっていることが確認できました。

以下のコマンドで「default.target」のリンクを確認します。

ls -l /etc/systemd/system/default.target

実行結果
[root@CENTOS7 ~]# ls -l /etc/systemd/system/default.target
lrwxrwxrwx. 1 root root 37 10月 12  2019 /etc/systemd/system/default.target -> /lib/systemd/system/multi-user.target
[root@CENTOS7 ~]#

「default.target」のリンクが「multi-user.target」となっていることが確認できました。

以下のコマンドでdefault.targetを「graphical.target」に変更します。

systemctl set-default graphical.target

実行結果
[root@CENTOS7 ~]# systemctl set-default graphical.target
Removed symlink /etc/systemd/system/default.target.
Created symlink from /etc/systemd/system/default.target to /usr/lib/systemd/system/graphical.target.
[root@CENTOS7 ~]#

以下のコマンドで「default.target」を確認します。

systemctl get-default

実行結果
[root@CENTOS7 ~]# systemctl get-default
graphical.target
[root@CENTOS7 ~]#

default.targetが「graphical.target」となっていることが確認できました。

以下のコマンドで「default.target」のリンクを確認します。

ls -l /etc/systemd/system/default.target

実行結果
[root@CENTOS7 ~]# ls -l /etc/systemd/system/default.target
lrwxrwxrwx. 1 root root 40  9月 12 22:13 /etc/systemd/system/default.target -> /usr/lib/systemd/system/graphical.target
[root@CENTOS7 ~]#

「default.target」のリンクが「graphical.target」となっていることが確認できました。

10. CentOS7を再起動

CentOS7を再起動します。

GUIのデスクトップ環境が起動します。
「アカウントが見つかりませんか？」をクリックします。

11. rootでログイン

rootユーザーでログインします。

ユーザー名に「root」を入力し、「次へ」をクリックします。

パスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

12. 標準フォルダーの名前を更新

「標準フォルダーの名前を現在の言語に合わせて更新しますか？」の画面が表示されます。
「名前を変更する」をクリックします。

デスクトップ画面が表示されます。

以上