VbaDeveloperによるVBAソースコード管理支援


エクセルのマクロのソースコード管理に使用している VbaDeveloper の構築の備忘録です。
エクセルのマクロのソースコード管理ツールはいくつかありますが、上記は結構使いやすいかと思っています。
MoonGiftさんで紹介されたあと、あまり記事を見ないのと、PCを変更するたびに構築していたので、備忘録としてまとめました。
デフォルトでは クラスモジュールに対応していないので、少し改変してあります。

1. コードからVBEにアクセスできるようにする

1 エクセルを開く
2 ファイル>オプションを選択する

3 トラストセンターを選択して、トラストセンターの設定をクリックする

4 VBAプロジェクト オブジェクトモデルのアクセスを信頼する をチェックする

2. vbaDeveloper Addinのソースファイルの準備

1 VbaDeveloperからソースをダウンロードする
NOTE: フォルダ vbaDeveloper.xlam以下があればいい
2 適当なフォルダvbaDeveloperを作成し、その中にフォルダsrcを作成する
3 フォルダsrcの中に、ダウンロードしたファイルを展開し、フォルダvbaDeveloper.xlamを置く
4 フォルダ名vbaDeveloper.xlamをvbaDeveloper.xlsmに変更する。
5 フォルダとファイルの配置は以下のような感じ

3. vbaDeveloper Addinの作成 (build?)

1 新しいエクセルドキュメントを作成する

2 Alt+F11でVBE(Visual Basic Editor)を開く

3 メニュー>ファイル>ファイルのインポートで、ソースコードからbuild.basを読み込む

4 標準モジュールを開くと、Buildが取り込まれている

5 メニュー>ツール>参照設定で、Microsoft Scripting Runtimeを選択して、OKする

6 メニュー>ツール>参照設定で、Microsoft Visual Basic for Applications Extensibility 5.3 を選択して、OKする

7 メニュー>ツール>参照設定で、次のようになっている

8 編集中のプロジェクト名をvbaProject から vbaDeveloperに変更する

9 VBE > メニュー> book1を上書き保存するで、フォルダ srcと同じ階層に、vbaDeveloper.xlsmとして保存する

10 標準モジュールのBuildの中間くらいの、importVbaCode のデフォルト引数を FalseからTrueに変更する
NOTE: クラスモージュールは、正しく読み込まれないのでFalseにしてあるようだが、なんとなく読み込めるのでTrueに変更した

11 BuildモジュールのtestImport を選択する

12 F5で、testImportを実行すると、全モージュールが読み込まれる。

13 vbaDeveloper.xlsm を名前を付けて保存する

14 ファイルの種類を、 Excel アドインに変更して、保存する
NOTE: この時、保存フォルダが Addinsになっていること。

15 エクセルをすべて終了する

4. vbaDeveloper.xlamをアドインとして登録する

1 ファイル>オプションを選択する

2 アドインを選択して、設定をクリックする。

3 vbaDeveloper をチェックして、OKする。

4 エクセルを再起動する
5 メニューにアドインが追加され、VbaDeveloperのメニューが表示される。

6 マクロ(.xlsm, *.xlam)を読み込んでいるのに、プロジェクトが表示されないときは、Refresh this menu を選択する。
7 ソースの出力と読み込みは、マクロ(
.xlsm, *.xlam)のあるフォルダのフォルダsrcの中のプロジェクトフォルダが使用される
8 VbaDeveloperしかマクロがないときには、ほかには何も表示されない。自分自身も出力することができる。ただし、Importは Build.bas 以外は可能みたい

VbaDeveloper
Copyright (c) 2014 Hilkoc
Released under the MIT license
https://github.com/hilkoc/vbaDeveloper/blob/master/LICENSE