VSCode で Emacs の dired を使う


Emacs から VSCode への移行は大した苦労もなかったのですが、Explorer でディレクトリツリーからファイルを見つける操作には、どうしても慣れることができませんでした。
(どうやるのかいまだによくわかっていません、、)

dired を再現する拡張も試してみて、よく出来ているとは思ったのですが、自分にはいまひとつしっくり来ませんでした。

ダメ元で統合ターミナルで Emacs を起ち上げて dired を使うようにしてみたら、非常によい感じだったので、その方法のご紹介です。

dired から VSCode を開けるようにする

まず、dired から VSCode を開けるようにします。.emacs.d/init.el に以下を追加します。

; dired で c キーで VSCode を開く
(define-key dired-mode-map (kbd "c") 'open-vscode)
(defun open-vscode ()
  (interactive)
  (let ((files (dired-get-marked-files t current-prefix-arg)))
    (dired-do-shell-command "code *" nil files)))

c キーを割り当てました。元の設定は dired-do-compress-to で選択したファイルを圧縮できるようですが、使ったことなかったので。

Terminal > Integrated > AllowChords をオフにする

以下のチェックを外します。これをオフにしないと、Emacs のいくつかのキーがうまく動きませんでした。

Ctrl+TAB で次のターミナルに移る設定を追加

複数のターミナルを開いているときに移動しやすいように Ctrl+TAB をキーボードショートカットに追加しました。これは、おまけです。やらなくても動きます。

June 2021 のリリースで、ターミナルをエディタと同じように開けるようになり、エディタの切り替えと干渉するので、この設定は削除しました。

まとめ

今のところ特に問題が起きている様子もなく、非常に快適です。よかったらお試しください。