Create React Appで開発したアプリをESLintでチェックして、チェック結果をJenkinsで可視化する


概要

Create React Appではnpm startすることで、自動的にeslintが実行され、コンソールに結果が出力されます。

このeslint部分だけをコマンドで実行して、実行結果をJenkinsで可視化します。

具体的には

  1. eslintをnpmで実行して、CheckStyle形式で結果を出力し
  2. それをJenkinsのWarnings Next Generation プラグインに読み込ませていきます。

まずはローカルで試してみましょう

eslintをローカルで実行してみる

以下のコマンドを実行しましょう。

npx eslint ./src/**/*.js ./src/**/*.jsx

すると、結果がターミナルに出力されます。

今回はJenkinsで実行し、チェック結果を可視化したいので、チェックスタイル形式(xml)で結果を出力します。出力結果はファイルに出力しましょう。

npx eslint ./src/**/*.js ./src/**/*.jsx -f checkstyle > ./eslint_check_result.xml

このファイルをJenkinsのプラグインに読み込ませれば良さそうですね。

Jenkins上で実行してみましょう

ローカルで良い感じに動いたので、いよいよJenkins上で実行してみましょう。

Warnings Next Generation Pluginをインストール

従来のCheckStyleプラグインは非推奨となっています。

ですので、代わりに「Warnings Next Generation Plugin」を利用しましょう。

Jenkinsのプラグイン追加画面で「Warnings Next Generation」を検索し、インストールします。

ジョブの設定

設定 - ビルド - シェルの実行 に以下を設定します。

npm install
npx eslint ./src/**/*.js ./src/**/*.jsx -f checkstyle > ./eslint_check_result.xml

あとは、このxmlファイルをWarnings Next Generationプラグインに読み込ませます。

すると、良い感じに可視化されます。