Android Studioエミュレータ上でGoogle IO Android アプリを実行してみた


はじめに

この記事では、Android StudioエミュレータでGoogle IO Android アプリを実行させる手順を説明します。ソースにはGoogle I/O (2019) Android Appを使用します。

前提環境

  • macOS Mojave
  • Android Studio 4.0
  • openjdkインストール済
    • brew cask install adoptopenjdk8

概要

Android Studioでプロジェクトをテストできる環境構築するために、以下のステップが必要です。詳細は以下のセクションをご参考ください。

  • SDK ManagerをConfigure
  • AVD ManagerをConfigure
  • プロジェクトをテスト

※ Android StudioでSDKとAVDのインストールは説明しませんので、ご不明の場合、こちらの記事ご参考ください。

環境設定

SDK Manager をConfigure

Android Studio起動後最初の画面の右下の「Congiure」を選択し、SDK Managerをクリックします。


SDK Manager画面のSDK Platformタブで、Android Platform Packageのバージョンを選定、ここでは「Android 9.0 (pie)」を選択します。Applyボタンを押します。

同じ画面のSDK Toolsタブで、ご必要なSDK Developer Tools選定、ここでは「Android Emulator」と「Android SDK Platform-Tools」を選択します。ApplyしてOKボタンを押します。

AVD Manager をConfigure

上記SDK ManagerのCongiureが終わったら、自動的にAndroid Studio起動後最初の画面に戻ります。
もう一度画面右下のConfigureを押して、「AVD Manager」を選択します。

AVD Manager で「Create Virtual Device」を選択します

AVD Manager 内ご自身が使用されたPhone タイプを選択して「Next」をクリックします

System Imageをダウンロードして「Next」をクリックして「Next」をクリックします(System Imageは使用されるAndroid端末をベースで選択してください)。

Virtual Device ConfigurationでデバイスをConfigureします。基本はデフォルトのConfigurationで良いです。
「Finish」ボタンをクリックします。
ここまでAVDのConfigureが完了となります。

プロジェクトをビルド

ソースを読み込む

上記AVD ManagerのCongiureが終わったら、自動的にAndroid Studio起動後最初の画面に戻ります。
この画面で「Open an existing Android Studio project」を選択します。

GithubでダウンロードしたGoogle I/O (2019) Android App、解凍後のソース(iosched-master)場所を指定して、「Open」をクリックします。

ソースをビルド

Google I/O (2019) Android アプリのREADMEファイルにより、ビルド方法はgradlew build コマンドです。

自分はあまりgradleに詳しくないため、まずgradlewを使ったビルド方法を調査しました。

こちらのBuilding Java Projects with Gradleです!
この説明により、以下のビルド手順が推奨されるので、それに従って実施しました。

  • gradleをインストール
  • gradle wrapperでプロジェクトをビルド
  • gradlewでビルドする

gradleをインストール

brew install gradle

gradleのバージョンを確認

gradle wrapperでプロジェクトをビルド

ターミナルでコマンドgradle wrapperを実行させます。以下の実行ログより、6分ぐらいかかりました。
※ 実行場所はiTermなどのターミナルエミュレータやAndroid Studioのビルトインターミナルどちらでも一緒です

gradlewでビルド

まず、gradlew権限を修正します。iosched-masterパスの下でchmod 755 gradlewでgradlewファイル権限を修正します。

続いて、コマンド./gradlew buildを実行させます。

ビルド完了まで、なんとか53分掛かった!!

ソースを実行させる

ソースをビルド後、Android Studioの右上にDeviceが選択できるようになります。ここで、「Nexus 6 API 25」を選定して、「Run」または「Debug」ボタンを押します。

数分後、Androidエミュレータが表示されるようになります。

最後に

以上で、Android Studioエミュレータ上でGoogle IO Android アプリを実行手順を説明しました。

実はAndroidエミュレータ以外に、USBデバッグもできます。Devoloperモード有効するため、Android端末でBuild Numberを7回押します。
そうすると、USBでPCとAndroid繋がった後、Deviceの所に、motorola Nexus 6が表示するようにします。