GUI操作だけでAnacondaで環境を作ってOpenCVやScikit-imageをインストールする手順(2020年5月版)
Python開発環境は様々ありますが,ここではanacondaでconda環境を使ってopencvなどを利用する最短手順を紹介します.
- WindowsとMacOSの手順はほぼ同じです.
- 使えるようにするパッケージは次のもの
- OpenCV 4.2.0
- scikit-image 0.17.2
- jupyter-notebook 6.0.3
- 以下の手順は2020/5/26のもの.バージョンアップなどにより日々画面や手順は変わりますので,その場合には適当に対応を考えて(がんばって)ください
ダウンロード
サイト
公式サイト https://www.anaconda.com へ行きます.
選択
メニューからProducts(製品)->Individual Edition(個人用)
- 注意:今後のバージョンでは,この製品名も変わる可能性があるので,適宜読み替えてください
- 以前はDownloadというリンクだった
- 以前はindividual/team/enterpriseなどのカテゴリはなかった
ダウンロード
インストーラをダウンロードします.
- Windows/MacOS/Linuxから自分の使っているOSのものを選んでください.
- 「Python 3.7」の方を選んでください(Python 2.7は古い).今後バージョンが上がって3.8などになるかもしれませんが,3.*のものを選んでください.
- 64-bitの方を選んでください(現在のPCはほとんど64bitです)
- MacOSの場合は,Graphical Installerを選んでください(Command Line Installerの方はターミナル操作ができることが前提)
- Linuxはterminal版しかないのでそれをダウンロード
インストール
Windows / MacOS
ダウンロードしたインストーラを実行.
- 注意:今後のバージョンでは,インストール画面も変わる可能性があるので,適宜読み替えてください
- 以下の画面はWindowsですがMacOSでもほぼ同様です.
インストーラが起動するので,このあとは順番にnext, okなどを押していく
ライセンスに同意
Just Me(自分だけにインストール)を選択
インストール先を選択(変更なしでNextでOK)
このままデフォルトでOK
- PATHに追加しない,レジスタに追加する
インストール開始
インストール終了
広告はNextでスキップ
最後はFinish押して終了
- Go to ... やRead ... などのチェックを外しておくとよい
Anaconda navigatorの起動
スタートメニューから選択
- MacOSならアプリケーションかランチャーから選択
起動画面.OKを押して次へ
conda環境の作成
ターミナルでやるなら
詳しい説明は省略します.
conda create -n cv python=3.7 anaconda scikit-image
conda activate cv
conda install -c conda-forge opencv=4.2.0
conda activate cv
jupyter-notebook
GUIでやるなら
環境作成
Environmentを選択
Createを選択
環境名を入力してCreate
- ここでは環境名はcvという名前にします(opencvを使うため)
- PackageはPython,バージョンは3.7にしてください
- 現状(2020/5/26)では3.8にはOpenCVは3.2系しかありません.ここでは4.2系を入れたいのでPythonは3.7を選択しておきます
- 今後バージョンが変わると状況も変わりますので適宜読み替えてください
いろいろパッケージがインストールされます
cvという名前の環境Environmentができました.
cvを選択します.
- 今後の作業は,cvが選択されているかどうか確認してください
チャンネルの追加
Channelボタンを押して,チャンネルを追加します.
チャンネルを追加するウィンドウ右上のAddを押します
conda-forgeと入力して,リターンキーを押します.
conda-forgeチャンネルが追加されました(opencv 4.2.0はこのチャンネルに入っている)
右下のUpdate channelsを押してパッケージ情報をアップデートします
個々のパッケージのインストール
パッケージのリスト表示を,installedからAllに変更します
右上の検索ボックスでインストールしたいパッケージ名を入力します.
ここではOpenCVをインストールするのでopencvと入力します.
出てきたパッケージにチェックを入れます(チェックを入れるとインストールされる)
ついでにインストールするパッケージもここでチェックを入れます.
- まずはscikit-image
- もう一つanaconda.
他にもインストールしたいパッケージを探してチェックを入れます(もしあれば)
チェックが終わったら,右下のApllyを押して,実際にインストールします
確認ウィンドウが出るので,Applyを押します
パッケージのインストールが始まります.終わるまで待ちましょう
jupyter-notebookのインストール
Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
「jupyter Notebook」のボタンが「Install」なら,それを押してインストールしてください.「Launch」ならインストール済みです.
コマンドラインのインストール(Windowsのみ?)
Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
「CMD.exe Prompt」のボタンが「Install」なら,それを押してインストールしてください.「Launch」ならインストール済みです.
起動
jupyter-notebook
Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
そして「jupyter Notebook」の「Launch」ボタンを押してください.
ウェブブラウザが開いてnotebookが始まります.(cv環境になっているはずです)
終了するにはブラウザを閉じて,Anaconda navigatorを終了してください.
注意:スタートメニューから「Anaconda3 (64-bit) --> Jupyter notebook」でも起動できますが,
(おそらく)環境毎に異なるメニューが出ているので(Jupyter notebook (cv)など),上でインストールしたopencvなどのパッケージを使うためには環境cvのものを使ってください.
コマンドライン
Windows
Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
「CMD.exe Prompt」の「Launch」ボタンを押してください.
コマンドプロンプトが開いてpythonが使えます.(cv環境になっているはずです)
終了するのはコマンドプロンプトを閉じてください.
注意:スタートメニューから「Anaconda3 (64-bit) --> Anaconda Prompt」でも起動できますが,
(おそらく)環境はcvではなくdefault (base)になり,上でインストールしたopencvなどのパッケージは使えません.
MacOS
ランチャーからターミナルを開いてください.
プロンプトに(base)と出ていれば,defaultの環境なので,次のコマンドでcv環境に変更します.
conda activate cv
するとcv環境に変わります(プロンプトにcvと表示される)
これでpythonが使えます.(cv環境になっているはずです)
実行の確認
notebookとpythonコードが動くかどうか,以下のgithubのコードを実行して確認してみます.
このページの「Clone or download」を押して,さらに「Download ZIP」を押してzipファイルをダウンロードします.
ダウンロードされたzipファイルを展開し,ダウンロードフォルダに展開したと仮定します.
notebookでの確認
Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
jupyter-notebookを起動し,ダウンロードフォルダ以下のフォルダに移動します.
notebookファイル(1-image-pixel-binary.ipynb)を開きます.
最初の灰色のセルに移動して,Shift+Enterを押してセルを実行します.
エラーが出なければ成功です.
コマンドプロンプト・ターミナルでの確認
Windows
Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
「CMD.exe Prompt」の「Launch」ボタンを押してコマンドプロンプトを開いて,フ
ァイルを展開したダウンロード以下のフォルダに移動します.
macos
ランチャーからターミナルを開いて,ファイルを展開したダウンロード以下のフォルダに移動します.
以下のコマンドでcvへ環境を変更します.
conda activate cv
確認
以下のコマンドを実行します.
python 2-1-simple_capture.py
実行されたら成功です.(カメラが付いている必要がある)
Author And Source
この問題について(GUI操作だけでAnacondaで環境を作ってOpenCVやScikit-imageをインストールする手順(2020年5月版)), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/tttamaki/items/0a269b37414340983071著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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