ターミナルに現れる意図せぬ(base)を消そう【Condaの環境から抜ける】


これはなに

ターミナルの先頭に現れる(base)を消そうという記事

↑お前誰や

そもそもこれなに

Conda は Python のバージョン管理ツール1です。
機械学習のライブラリ欲張りセットである Anaconda をインストールすると標準でついてきます。
(base) が出ている状態である、ということは Conda が提供する仮想環境に入っている状態です。
特に問題がなければそのままで構いませんが、「Conda 以外のバージョン管理ツール( pipenv, poetry など)を使いたい」、「なんかよくわからないけど不安だから消したい」みたいな時には不便ですよね。

消そう

消します。

一時的に消す

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

仮想環境から一時的に抜ける
$ conda deactivate

これで仮想環境から出て、忌むべき(base)を消し去れました。
しかし、ターミナルを再起動したらまた憎い(base)が再び現れるかもしれません。その場合は以下で対処します。

永続的に消す(復元可能)

仮想環境にデフォルトで入らないようにする
$ conda config --set auto_activate_base False

Conda の config を書き換えて、デフォルトで仮想環境に入らないように設定します。これで再起動しても現れないはず。

帰ってきて Conda

逆に戻るときは以下です。

仮想環境に入り直す
$ conda activate

  1. バージョン管理ツール: ライブラリの導入や削除、またライブラリ同士の依存関係を管理するシステムのこと