[Ubuntu 18.04] Android(やiPad)をサブモニターにする備忘録


経緯

windowsやmacは簡単にspacedeskやsidecarでサブモニターに出来るけど、
Linux(Ubuntu)でもサブモニターに使いたいって思った...

調べてみると「Ubuntu14.04でAndroid端末をサブモニタとして使う」を見つけたんですが、18.04だとVRUTUAL1が表示されず上手くいかなかったので、その解決策とともにまとめておきます。(備忘録)

参考; VIRTUL1のことを話し合ってるスレッド

環境

ubuntu 18.04
kindle fire HD 8
(iPad pro 11でも動作確認済み)

サブモニター化

vinoが入っていない場合

$ sudo apt install vino

この後再起動した方がいいかもしれません。


設定→共有→オン→画面共有で以下のように設定しました。


Linux同士でない場合は暗号化がうまくいかないらしいので、念の為以下のコマンドを実行しておきます。

$ sudo gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false

このあと一応再起動しておきましょう


そしたらこの辺りのVNCのアプリを使います。(タブレットとPCは同じwifiにしてください)

使い方はどちらも

  • ipアドレス
  • 先ほど設定したパスワード

を入力して接続します。(省略)

ipアドレスは

ifconfig

で調べられます。(wifiの設定画面から歯車マークでも確認できます)

これでPC画面を「ミラーリング」は出来るようになります。
しかし、モニターを使うのであれば「拡張ディスプレイ」にしたいので、以下それを設定していきます。

拡張

sudo権限で書き込みを行います。

$ sudo gedit /usr/share/X11/xorg.conf.d/30-virtscreen.conf

以下をコピペします。

Section "Device"
    Identifier "intelgpu0"
    Driver     "intel"
EndSection

サブモニターにしたいAndroidの画面情報を追加します。

cvt 横 縦 リフレッシュレート

ぼくのkindle HD 8 は、1280✕800 でしたで、以下のようにします。

$ cvt 1280 800 60 

次に
「xrandr --newmode (modeline以降の文)」
を実行します

$ xrandr --newmode "1280x800_60.00"   83.50  1280 1352 1480 1680  800 803 809 831 -hsync +vsync
$ xrandr -q

で現在の状態を確認できます。

VIRTUAL1が先程設定したものです。これをモニターとして追加します。

$ xrandr --addmode VIRTUAL1 1280x800_60.00

もう一度

$ xrandr -q

を実行して、以下のようにアスタリスクがついていたら成功です。(1280x800_60.00 59.81*)


最後に設定

設定→ディスプレイから以下のような画面に移動します。

Unknown Displayとなっているのがタブレットです。オフにすれば解除可能です。

ps

iPadのスマートキーボードも特に設定せず使えました。

参考
Ubuntu14.04でAndroid端末をサブモニタとして使う
VIRTUL1のことを話し合ってるスレッド