Tikzで描く例


こんな図を描きたいとする。

使うパッケージ

\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{intersections, calc, arrows}

黒塗り三角形を2つ横に並べるコードを描いた。
計算にはcalcを用いた。

コマンド定義

三角形を描くコマンドを作った。座標を定義して、座標間の関係を定義してfillで塗っている。

\newcommand{\myTriangle}[1]{
\coordinate (myA) at ($#1+(0,0)$);
\coordinate (myB) at ($#1+(1,1)$);
\coordinate (myC) at ($#1+(2,0)$);
\fill (myA)--(myB)--(myC)--cycle;}

 Tikzの本体

tikzpictureのbeginとend内に諸々の命令を描いていく。

\begin{tikzpicture}
...
\end{tikzpicture}

ベクトルの定義

ベクトルを定義して、三角形をそのベクトルを足すことで場所を定義

\coordinate (R) at (2,0);
\coordinate (U) at (0,1);
\coordinate (LD) at (-1,-1);
\coordinate (RD) at (1,-1);

\coordinate (A) at (0,0);
\coordinate (B) at ($(A)+3*(R)$);
\coordinate (C) at ($(A)+3*0.5*(R)+4*(U)$);

三角形の描画

コマンドを用いて三角形を描画

\myTriangle{(A)}
\myTriangle{(B)}
\myTriangle{(C)}

足の描画

ベクトルを足し引きすることで足の座標を指定し、線を引く

\draw ($(A)+0.5*(R)+1*(U)$) -- ($(C)$);
\draw ($(B)+0.5*(R)+1*(U)$) -- ($(C)+(R)$);
\draw ($(A)$) -- ($(A)-0.5*(R)-4*(U)$);
\draw ($(A)+(R)$) -- ($(A)+(R)+0.5*(R)-4*(U)$);
\draw ($(B)$) -- ($(B)-0.5*(R)-4*(U)$);
\draw ($(B)+(R)$) -- ($(B)+(R)+0.5*(R)-4*(U)$);

うまく定義すれば複雑な描画もできるようになる。