Julia早引きノート［12］複合型(Composite Type)型

複合型(Composite Type)型(書き方例)

struct Car
    width::Int
    length::Int
    price::Int
    color::String
end
# 複合型変数carを作成
car = Car(2, 4, 100, "white")


◆mutable struct宣言
　# 後からフィールドの値を変更するケース
　mutable struct MyCar
　    width::Int
　    length::Int
　    price::Int
　    color::String
　end
　mycar = MyCar(2, 4, 100, "red")
　# priceの値を90に変更
　mycar.price = 90

解説

複合型変数では、内部に複数の変数を保持し、これにアクセスする際にはドット(.)を付加して読み出すことができます。

・複合型はimmutableで、後から値を変更できません。
・たたし、フィールド(内部変数)が配列型の場合などについては、配列の要素の追加は可能となっています。
・後からフィールドの値を変えたい場合は、mutable structを使用します。

以下ではcarを作成した後、それぞれのフィールド変数を参照しています。

mutable structの使用例

後からフィールドの値を変えたい場合はmutable structで宣言します。
以下では、mycarのフィールドのpriceの値を90に変更しています。

もくじ

Julia早引きノート［01］変数・定数の使い方
Julia早引きノート［02］算術式、演算子
Julia早引きノート［03］複素数
Julia早引きノート［04］正規表現
....

関連情報

Julia - 公式ページ
https://julialang.org/

Julia - 日本語公式ドキュメント
https://julia-doc-ja.readthedocs.io/ja/latest/index.html

初めてのJuliaとインストール (Windows & Linux)
https://qiita.com/ttlabo/items/b05bb43d06239f968035

Julia - Mathematics
https://docs.julialang.org/en/v1/base/math/

ご意見など

ご意見、間違い訂正などございましたらお寄せ下さい。