RDS で zabbixサーバ を構築


概要

AWS上でzabbix4系をRDSを使って構築します。

進め方

  • EC2インスタンスの作成
  • RDSの作成
  • zabbixサーバの構築
  • zabbixサーバの確認

EC2インスタンスの作成

  • AWSのEC2の画面へ行きます

  • OSを選択します

  • 費用などの表示

  • インスタンスタイプの選択

一旦今回は t2.micro にしています。
必要ならば後ほどインスタンスタイプ変更します

  • インスタンスの詳細設定

自動割り当てパブリックIPだけ有効にしています。
これを有効にすることによって、グローバルIPアドレスが割り当てられます。

  • ストレージの確認

終了時に削除 にチェックをします。
これにチェックを入れることで、インスタンス削除時に一緒にストレージも削除してくれます。
※通常はストレージは別途消さないといけません

  • タグの追加

今回は特にないので追加してません

  • セキュリティグループ

セキュリティグループを新しく追加しています。
sshとhttpを自分のIPだけ開けています。

  • インスタンスの最終確認

設定してきたものに間違いがないかの確認を行います。

  • キーペアの設定

インスタンスに入るためにキーを作成します。

  • インスタンスの完成

インスタンスの出来上がり
※名前が zabbix-rds になっていますがこれは名前を変えました

RDSの作成

  • RDSの画面へ移動

  • データベースの作成

標準作成で行います

エンジンのオプションは MySQL で作成します
バージョンは出てきたデフォルトを使用しています

テンプレートは 無料利用枠 を今回使用しました。
本番環境作成する時は別のものを選んでください

DBの設定を行なっていきます。

インスタンスの識別子 : zabbix
マスターユーザー名 : zabbix
マスターパスワード : 任意

インスタンスサイズは一旦デフォルトにしておきます。

ストレージも一旦デフォルト。

可用性と耐久性に関しては、本番環境想定であればマルチAZなどできますが、
今回は何もせず。

DBとの接続に関してはパスワード認証で接続します。

  • RDSの完成

zabbixのRDSが完成しました

zabbixサーバの構築

ログイン

  • sshでEC2インスタンスにログイン

インスタンスの画面から パブリックIPv4 アドレス を確認し、IPアドレスを取得

$ chmod 400 zabbix.pem
$ ssh -i zabbix.pem [email protected]
[centos@ip-XX-XX-XX-XX ~]$

ログインできました

事前準備

  • アップデート
sudo su -
yum -y update
  • selinux の無効化
vi /etc/selinux/config
==========
SELINUX=enforcing
↓
SELINUX=disabled
==========
reboot
sudo su -

zabbixのインストール

  • リポジトリをインストール
rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.2/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.2-2.el7.noarch.rpm
  • zabbixのインストール
yum -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese zabbix-agent

MySQLの設定

  • mysqlクライアントのインストール
yum -y install mysql mysql-devel
  • RDSに接続

接続コマンドは mysql -h RDSのエンドポイント -P 3306 -u マスターユーザー名 -p

ユーザ名は先ほど決めた マスターユーザー名 : zabbix

mysql -h RDSのエンドポイント -P 3306 -u マスターユーザー名 -p
MySQL [(none)]>
  • zabbixデータベースの作成
create database zabbix character set utf8 collate utf8_bin;
  • zabbixユーザの作成
create user 'zabbix'@'localhost' identified by 'パスワード';
grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost;
quit;
  • zabbixの初期データを登録

実行してから少し待ちます

zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql*/create.sql.gz | mysql -h RDSのエンドポイント -P 3306 -u マスターユーザー名 -p zabbix
Enter password: 
  • configにRDSの情報を登録
vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
==========
# DBHost=localhost
↓
DBHost=RDSのエンドポイント

# DBPassword=
↓
DBPassword=RDSのパスワード
==========
  • httpの設定変更
vi /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf
==========
追加(# php_value date.timezone Europe/Rigaの下)
php_value date.timezone Asia/Tokyo
==========
  • http, zabbix-server の起動・自動起動設定を行う
systemctl start httpd
systemctl enable httpd
systemctl start zabbix-server
systemctl enable zabbix-server

zabbixサーバの確認

  • ブラウザにて接続

インスタンスの画面から パブリックIPv4 アドレス を確認し、IPアドレスを取得

http://パブリックIPv4 アドレス/zabbix

  • 必要項目の確認

Check of pre-requisites のすべての項目がOKになっていることを確認

  • DBへの接続事項の確認
Database host : RDSのエンドポイント
Password : zabbixユーザのパスワード

  • zabbixサーバの詳細

特に何も変更せずに次へ

  • 最終確認

設定されているものを確認し、問題なければ次へ

  • インストールが完了

  • ログイン

初期設定でログインを行う

Username : Admin
Password : zabbix

  • ダッシュボードが表示されることを確認