td-agent 3 beta をWindowsで試してみた


td-agent 3 のbetaがリリースされたので、Windowsから試してみました

検証環境は以下の通りです。

Treasure Agent 3 has beed released!

Windows版を試す

td-agent 3はWindowsをサポートしているので、早速試してみました!
まずは公式ガイドに沿って導入してみます。
http://docs.fluentd.org/v0.14/articles/install-by-msi

Step1: Install td-agent

リンクからインストーラーをダウンロードします。
https://td-agent-package-browser.herokuapp.com/3/windows


インストーラーを実行します


デフォルトだと、C:\opt\にインストールされるようです


スムーズにインストールされました!

Step2: Run td-agent from Command Prompt

テスト用のコンフィグを準備して、以下の名前で保存します。
c:\opt\td-agent\conf\td-agent.conf

<source>
  @type forward
</source>
<match test.**>
  @type stdout
</match>

[スタートメニュー][すべてのプログラム][Td-agent][Td-agent Command Prompt]を起動します。

> fluentd -c conf\td-agent.conf

Td-agent Command Promptから、メッセージを送ります。

> echo {"message":"hello"} | fluent-cat test.event

動きました!

Step3: Register td-agent to Windows service

サービスへの登録は以前と同じコマンドでした。

> fluentd --reg-winsvc i
> fluentd --reg-winsvc-fluentdopt '-c C:/opt/td-agent/conf/td-agent.conf -o C:/opt/td-agent/td-agent.log'

※管理者権限でTd-agent Command Promptを起動しないと権限のエラー「Input/Output error - OpenSCManager: Access is denied.」が出ました。

※既にfluentdがサービスに登録されている場合は、「The specified service already exists.」が出ます。
私の環境には以前にインストールしていたため、出力されてしまいました。

この場合は、以下の手順で一度サービスから削除した後に再度登録を行うことで登録できました。

> fluentd --reg-winsvc u
> fluentd --reg-winsvc i

Step4: Run td-agent as Windows service

ここではサービスからFluentd Windows Serviceを選択し、自動起動にしたり、サービスを開始します。

Step5: Install Plugins

あとは好きなプラグインを入れて使いましょう!

まとめ

今までWindowsでfluentdを動かす場合は、rubyやgitをインストールしたり、fluentdをコンパイルしたりといろいろ面倒でしたが、驚くほど簡単に使えるようになり感動しました!
試すだけではなく、しっかり使って何かしらコミュニティにフィードバックできればと思っています。