MarkdownでLatex数式を正しく反映したPDF/HTMLを作成する with Mathjax(VScode,markdown-pdf)
目的
VScodeでmarkdownを用いて数式を正しく表示したPDF,html資料を作成する。
実行環境はMarkdown All in One
とmarkdown-pdf
の拡張環境を導入したVScode(On Windows10)とします。
背景と課題
Latex数式をMarkdown上で表示する方法は多くの場合2通りに分類できます。(他にあったら教えて下さい。)
- Katex を使用
- Mathjax を使用
Markdown Previewと同じKatexを用いて表示したい場合はこちらの記事が参考になります。
課題として,Katexを使った場合
- いくつかのLatex記法(例えば
\align
)が使えない -
\newcommand
などのマクロ宣言を大幅に書き換える必要がある 参考例
など不都合が存在します。一方Katexが使われる理由としてはレンダリングが早いというのが挙げられるようです。
そこで,Katexの代わりにQiitaの数式表示などにも用いられているMathjaxを使用するようにします。
解決策
template.htmlの変更による変換時のMathjaxの有効化を用います。
テンプレートファイルを開く手順は,
-
Cmd+Shift+P
でコマンドパレットを呼び出しExtensions: Open Extensions Folder
でEnterする。 -
yzane.markdown-pdf-x.x.x\template
のフォルダに移動する。 - template.htmlを開き,以下の文を追記する。
<script type="text/javascript" src="http://cdn.mathjax.org/mathjax/latest/MathJax.js?config=TeX-AMS-MML_HTMLorMML"></script>
<script type="text/x-mathjax-config">
MathJax.Hub.Config({ tex2jax: {inlineMath: [['$', '$']]}, messageStyle: "none" });
</script>
なお,場所はheadとbodyの間にいれましたが,多分どこでも良いはずです。
参考にしたQ&Aはこちら。
万が一変更しすぎてわからなくなった場合は,デフォルトのtemplateをGithubのページから落としてきます。
TODO
上田先生の詳解確率ロボティクスの授業スライドをPDFにしようとするのに使いました。
Previewで結果を確認できない合わない問題
- MarkdownのPreviewがKatex準拠のままなのでPDFに変換するまで数式が出力されない問題があります。
Previewの見た目。(Katexのエラーが出る場所は見れない)
Mermaidやpumlを書く
仕様書などでumlなどを書くときに含めれたら良いなと思います。
Preview-enhancedならできるようなのでPDF化もできるのかなとは思っています。
もっとも,そこまで求めるならasciidocで書いたほうが良いかもしれないですが…
Author And Source
この問題について(MarkdownでLatex数式を正しく反映したPDF/HTMLを作成する with Mathjax(VScode,markdown-pdf)), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/ossyaritoori/items/5e7b3d40505de6288e3c著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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