UiPathワークフローの処理状況を音声で知らせる方法
本記事ではWindows10のテキストの音声読み上げ機能を利用し、UiPathワークフロー実行中の処理状況を音声で知らせる方法について紹介します。
※UiPath Studio Community Edition 2020.4.1を使用しています。
実装手順
(1) 名前空間のImportを解決する。
本実装で必要な変数synthの変数の型はSystem.Speech.Synthesis.SpeechSynthesizerですが、型の参照でも、インポートタブでも出てこないので、先に解決します。
これには、XAMLファイルを直接編集する方法が手っ取り早かったので、本記事では、この方法を使います。
プロジェクトを作成後に生成されたMain.xamlをメモ帳で開いて下記の様に2行追加し保存します。
Studioを立ち上げ直して、この追加が反映されている状態にしてください。
追加する2行はここからコピーしてください。↓
<AssemblyReference>System.Xaml</AssemblyReference>
<AssemblyReference>System.Speech</AssemblyReference>
(2) 変数を定義する。
System.Speech.Synthesis.SpeechSynthesizerは「型の参照」から選択します。
(3) ワークフローを作成する。
出力ボリューム(Volume)と読み上げ速度(Rate)を設定し、「メソッドを呼び出し」アクティビティをワークフローに挿入し、TargetObjectとMethodNameを下記の様に設定します。
続けてプロパティのパラメータで音声で読み上げるテキストを設定します。
(4) ワークフローを実行します。
「正常に終了しました」と音声が出れば成功です。
まとめ
名前空間の解決が面倒な点もあり、再利用性も考えるとライブラリにしておくと便利ですね。
ワークフロー実行中に、”エラーが発生しました”、”処理が終了しました”、”現在○○を処理しました”など、作業の進捗や状況を音声で知らせてくれると便利かも!
次回、この仕組みを利用したお手軽なアプリケーション構築事例を紹介したいと思います。
Author And Source
この問題について(UiPathワークフローの処理状況を音声で知らせる方法), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/Jun96427231/items/acc90eadbd782524a9be著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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