Swift製Webフレームワーク Vaporの紹介2018
Vaporとは
Vaporは、Swift製のWebフレームワークです。
公式URLは https://vapor.codes/ で、Vapor 本体のリポジトリ(https://github.com/vapor/vapor) には
Vapor is a web framework for Swift.
It provides a beautifully expressive and easy to use foundation for your next website, API, or cloud project.
と説明が書いてあります。
スター数も多く(2018年12月現在1万5千程度)、これからが楽しみなフレームワーク&コミュニティです。
今回はVaporアドベントカレンダー2018の初日として、インストールとHelloWorldをしてみようと思います。
環境構築
for MacOS
公式(https://docs.vapor.codes/3.0/install/macos/)
Xcode(9.3 以上)が必要なのでApp Storeからダウンロードします。(https://itunes.apple.com/us/app/xcode/id497799835?mt=12)
また最新のVapor3には Swift 4.1 以上が必要なので、バージョンを確認します。
$ swift --version
Apple Swift version 4.2.1 (swiftlang-1000.11.42 clang-1000.11.45.1)
Target: x86_64-apple-darwin17.7.0
次にVaporのプロジェクト作成が簡単にできるVapor ToolBoxをインストールします。
$ brew install vapor/tap/vapor
Vapor ToolBoxがインストールできたことを確認します。
$ vapor --help
for Ubuntu
公式(https://docs.vapor.codes/3.0/install/ubuntu/)
Vaporは以下のバージョンのUbuntuでサポートされています。
最新のUbuntu18ではサポートされていないので気をつけてください。
Version | Codename |
---|---|
16.10 | Yakkety Yak |
16.04 | Xenial Xerus |
14.04 | Trusty Tahr |
以下のスクリプトでVaporのリポジトリをAPTで参照できるようにします。
このスクリプトはサポートされていないバージョン以外で動かすとエラーが出てしまいます。
eval "$(curl -sL https://apt.vapor.sh)"
リポジトリの参照をマニュアルでやりたい方はこちらのコマンドを実行してください。
wget -q https://repo.vapor.codes/apt/keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
echo "deb https://repo.vapor.codes/apt $(lsb_release -sc) main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/vapor.list
sudo apt-get update
APTを使ってswiftとvaporをインストールします。
$ sudo apt-get install swift vapor
インストールされたことを確認します。
$ swift --version
$ vapor --help
HelloWorld
環境構築が完了したので早速プロジェクトを作成します。
プロジェクトの作成には new
コマンドを使用します。
$ vapor new リポジトリ名
また、RailsのAPIモードのようにフラグをつけることでテンプレートを選ぶことができます。
今回は Web
テンプレートを使用してプロジェクトを作成します。
フラグを付けずにプロジェクトを作成するとAPIテンプレートで作成されます。
Name | Flag | Description |
---|---|---|
API | --template=api | Fluentデータベースを使ったJSON API |
Web | --template=web | Leafテンプレートを使ったを含むHTMLウェブサイト |
Auth | --template=auth-template | Fluent DBとAuthを使ったJSON API |
今回はmyApp
プロジェクトをWebテンプレートで作成します。
$ vapor new myApp --template=web
プロジェクト名のディレクトリが作成されれます。
ディレクトリの中に入り、 build
コマンドでビルドします。
$ cd myApp
$ vapor build
ビルドが完了したら run
コマンドでアプリを実行します。
$ vapor run
ブラウザで http://localhost:8080/ にアクセスすると起動が確認できます。
おまけ
Vaporのユニークな機能として、Xcodeを使うことができます。
xcode
コマンドで .xcodeproj
ファイルが作成されます。
$ vapor xcode
作成された.xcodeproj
を開き、iOSのように三角ボタンでビルドすることができます。
ビルドが終わったらrun
コマンドでアプリを実行します。
$ vapor run
Author And Source
この問題について(Swift製Webフレームワーク Vaporの紹介2018), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/takoikatakotako/items/78c979929dd69c53a4e0著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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