Laravel 6.x / 7.x マルチ認証の設定方法 ユーザーと管理者を分けてログイン 【最終回】


制作環境

Windows 10
Laravel : 6.18.35
Laravel/ui : 1.0
Laravel-mix : 5.0.1
Bootstrap : 4.0.0
MDBootstrap : 4.19.1
chart.js : 2.9.3
XAMPP
PHP : 7.4.3
Visual Studio Code

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はじめに

この記事はプログラミングをはじめたばかりの素人が、できたことをメモするのに利用しています。
内容には誤りがあるかもしれません。

記事を作成するにあたり、以下のサイトを参考にしています。
こちらの方が詳しいので、当方で付け加えている要件が不要であれば、以下を参考にした方がいいと思います。

長くなるので、何回かに分けて記事を投稿します。

管理者側の変更

管理者の登録や変更は、ホームページ上からはできないようにします。

ルーティングの変更

routes 内のweb.phpを開きます。

開いたら以下のように内容を修正。
管理者登録・リセット・メールは不要なので外します。

web.php
Route::prefix('admin')->namespace('Admin')->name('admin.')->group(function () {

    Auth::routes(['register' => false, 'confirm' => false, 'reset' => false, 'verify' => false]);

    Route::get('/home', 'AdminHomeController@index')->name('admin_home');
});

レイアウトの変更

resources/views/layouts 内のapp_admin.blade.phpを開きます。

以下の部分を下記のように修正します。

変更前

app_admin.blade.php
@if (Route::has('register'))

        {{ __('Register') }}

@endif

変更後

app_admin.blade.php
@if (Route::has('admin.register'))
    <li class="nav-item">
        <a class="nav-link" href="{{ route('admin.register') }}">{{ __('Register') }}</a>
    </li>
@endif

login.blade.phpの修正

管理者のログイン画面ではreset機能を使わないので、Forgot Your Password?のリンクを表示させないようにします。

resources/views/admin/auth 内のlogin.blade.phpを開きます。

内容を以下に変更します。

login.blade.php
@if (Route::has('admin.password.request'))
    <a class="btn btn-link" href="{{ route('admin.password.request') }}">
        {{ __('Forgot Your Password?') }}
    </a>
@endif

認証項目の変更

デフォルトではメールアドレスでの認証になっているので、これをユーザー名(ユーザーID)で認証できるように設定を変更します。

コントローラの変更

管理者側、ユーザー側両方のLoginController.phpに以下の内容を追記します。

LoginController.php
    /**
     * ログイン時に使用するカラムの設定
     *
     * @return string name
     */
    public function username()
    {
        return 'name';
    }

認証時に使うカラムを指定するだけで変更ができます。

LoginController.php
    public function username()
    {
        return 'カラム名';
    }

以上で終了です。
お疲れ様でした。

tinkerによるDB簡易接続

この設定では、管理者はホームページ上から登録ができない為、Tinkerを利用して管理者を登録したいと思います。
CodeCampの要件が、ユーザー名admin、パスワードadminでログインできることなので、Adminsテーブルにこの情報を登録してみたいと思います。

プロジェクトのディレクトリでターミナルを起動し、以下を入力します。

php artisan tinker

続けて

$admin = new Admin();

次に登録する値を代入していきます。

$admin->name = 'admin';
$admin->email = 'admin@admin';

パスワードのハッシュ化。

$admin->password = Hash::make('admin');

値を保存する。

$admin->save();

保存内容の確認。

Admin::all();

tinker終了

exit 又は Ctrl+c