Microsoft Hyper-V Server 2016でNICが読み込まれない問題について


ガイダンス

こんにちは、はにおかさいです。
「Microsoft Hyper-V Server 2016」にて、ドライバで四苦八苦したので記事にまとめました。

環境

マザーボードはこちら
Realtek® RTL8111H がEthernet。

ドライバの導入。

問題把握

サーバー側のcmd.exeで

msinfo32

と実行してください。

「問題のあるデバイス」を確認。イーサネットが見事にありました。

ところが、このmsinfo32は「デバイスマネージャ」のようにドライバが取り込ません。ここで、infファイルを使ってコマンドでドライバをインストールさせます。
このとき、画面黄色で囲ったところをメモっとくこと。(以後記事ではεと定義。)

ドライバをダウンロード&編集

ダウンロード

ドライバを探したが、公式のサイトリンクが切れてる、、、

探したら、インテルのサイトにあった。(よく考えたらマザボ付属のCDにあったやんという)
https://downloadcenter.intel.com/de/download/25016/Intel-Network-Adapter-Driver-for-Windows-10

そのままインストールしても、画面上インストールは進行するが、成功はしない。読み込まれてないっぽい

っぽいドライバでもダメだった。

原因

Windows10には対応していても、「Hyper-V Server 2016」のNTバージョンと一致していなかったゆえ、OS側が読み込まなかったよう。

気を取り直して。

前述のhttps://downloadcenter.intel.com/de/download/25016/Intel-Network-Adapter-Driver-for-Windows-10を
解凍。
その後、PROWinx64\PRO1000\Winx64\NDIS65 をコピーして退避させてください。編集します。
今回の場合、e1d65x64.infを編集します。
写真黄色マーカーに注意しながら、「ε」のデバイスを追加記入してください。妙にOSのバージョンを10.0.1と小数点2コ指定していたのがまずかったよう。

保存して、外付けHDDにでも編集済み「PROWinx64\PRO1000\Winx64\NDIS65」を入れます。

ドライバのインストール

事前にサーバーで

編集したドライバのinfをインストールするのを許可します。

bcdedit /set LOADOPTIONS DISABLE_INTEGRITY_CHECKS
bcdedit /set TESTSIGNING ON
bcdedit /set nointegritychecks ON

んで、再起動

インストール

外付けHDDをcmd.exeで開いてください。

pnputil –i –a D:\NDIS65\ e1d65x64.inf

これで、インストールができたはず。
再起動は不要。

できた!!

まとめ

Windows 10のドライバはママ使えるが、バージョン指定の兼ね合いがあるので、infを編集すべし。

Ref

役立つ記事

https://nashippe.blog/win/winrm-ntlm/
https://qiita.com/hotta/items/d20881cb45fe6af024f1
https://superuser.com/questions/704870/mount-and-dismount-hard-drive-through-a-script-software
https://yun-craft.com/software-crafts/hyper-v-server-2016
https://blogs.msdn.microsoft.com/jpwdkblog/2014/02/27/hyper-v-guest-os-windbg/