Windows環境にフリーのC開発環境を構築した際のメモ


やりたいこと

  • Cの実験(サンプルプログラム作成)をしたいので、仕事場以外の自宅でC開発環境を構築する
  • Visual Studioはちょっと重たいので、以外のフリーの開発環境を構築したい。

環境

Windows7 Home 32bit
CPU:2.53G
Memory:4G

GCCコンパイラをどうやってインストールするか

  • MinGW-w64を使用してGCCをインストールします。
  • なぜ、MinGW-w64を利用してGCCをインストールするかというとWindows開発用のAPIを含んでインストールしてくれるので便利な為

MinGW-w64のインストーラをDLして実行する

  • 32bitOSなので、MinGWでも事足りるが、使ったことが無いMinGW-w64を使用した。
  • MinGWをインストールする

    • 以下の.サイトの右上に有る「Downloads」ボタンをクリック
    • リンク先からMingW-W64-buildsのパッケージを選択する
    • 2018/8/19時点の直リンクは以下である(URLが変わる可能性が有るので、参考までに)
    • mingw-w64-install.exe がダウンロードされるので、実行。
    • 画面①              
      • [Next]ボタンをクリック
    • 画面②

      • Version:インストールしたいGCCのバージョンを指定する。
      • Architecture:i686(32bit)を選択する。64bitOS環境の場合はx86_64を選択する。ちなみに、当環境は32bitOSの為、i686しかドロップダウンリストから選択できなかった。
      • Thread : スレッドの規格。 posix/win32 を選択する。今回は、posixを選択した。
        • posix:POSIXスレッド。Unix、Linux、Windowsをサポートしている。
        • win32:WIN32スレッドのみをサポートしている。
      • Exception:例外処理の方法。今回は、sjljを選択。
      • Build revision:GCCビルドリビジョン番号。ドロップダウンリストから最新リビジョン番号を選択
    • 画面③

      • [Next]ボタンをクリック
    • 画面④ インストーラ処理実行中

    • 画面⑤ ステータスバー満了

      • [Next]ボタンをクリック
    • 画面⑥ 完了画面

MinGW-w64インストール後

  • コマンドプロンプトで以下、試したが、予想通り、「gccなんて知らんわ」と怒られる。パスを通していないから、当たり前ですね。
gcc -v
'gcc' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
  • 気を取り直して、上記インストール時のディレクトリ下に有るバッチファイル「mingw-w64.bat」を実行
C:\Users\xxxxx>"C:\Program Files\mingw-w64\i686-8.1.0-posix-sjlj-rt_v6-rev0\mingw-w64.bat"
  • では、改めて、gcc -v を試してみる
C:\>gcc -v
Using built-in specs.
COLLECT_GCC=gcc
COLLECT_LTO_WRAPPER=C:/Program\ Files/mingw-w64/i686-8.1.0-posix-sjlj-rt_v6-rev0/mingw32/bin/../libexec/gcc/i6
86-w64-mingw32/8.1.0/lto-wrapper.exe
Target: i686-w64-mingw32
(中略)
gcc version 8.1.0 (i686-posix-sjlj-rev0, Built by MinGW-W64 project)
  • 無事にインストール出来ているようです。