Mastering Qt5 読んでみた (QMainWindowで簡単なTODOアプリ作ろう前編)


はじめに

Qt5を体系的に学びたいな~と考えてたら下記の本があったので読んでみました。

Mastering Qt5(amazonリンク)

読んだことを忘備録的に残すため and ちょっとでも興味がある人に展開できたらと思い、qiitaに残します。
今回は、Mastering Qt5の導入部で行っていたTo Doリストアプリを作成したので前編/後編に分けて、それを紹介&解説します。

QMainWindow入門のためにTo Doアプリを作ってみる

QtでGUIを作成する場合、一番典型的なのがQMainWindowと呼ばれるベースコンポーネントを継承してcpp実装して書く場合です。
今回はこのQMainWindowを用いて簡単なTODOアプリを作成してみます。

実装内容

ファイル構造

"project root"
├todo.pro ←プロジェクト設定

├Sources
│├main.cpp ←main関数にて下記MainWindowクラスをコールするために使う
│└MainWindow.cpp ←本命。ここで主要な処理を記述する。

└Headers
 ├MainWindow.h
 └MainWindow.ui

コード
#include "MainWindow.h"
#include <QApplication>

int main(int argc, char *argv[]){
    QApplication a(argc, argv);
    MainWindow w;
    w.show();

    return a.exec();
}
#include <QMainWindow>

namespace Ui {
class MainWindow;

}

class MainWindow : public QMainWindow
{
    Q_OBJECT

public:
    explicit MainWindow(QWidget *parent = 0);
    ~MainWindow();
private:
    Ui::MainWindow *ui;
};
実装内容解説

UML的に書くと下記の様になります。
先にも述べましたが、QMainWindowを継承してMainWindowというクラスを新設しここでTODOアプリの本実装をしてきます。
GUIの意匠的な部分はUi::MainWindowが担当し、QtDesignerでWYSIWYG的に編集します。

まとめ

今回は、TODOアプリのスケルトンを作ってみました。
次の後編では中身を実装して見ます。