AWS EC2上に自分専用のWebHookスタブサーバーを構築する


背景

コールバック付きのWeb APIを開発していると、コールバックURLの呼び出しが上手くできているか確認するために、受信したHTTPリクエストを表示するスタブHTTPサーバーが欲しくなります。
この用途に最適なWebhook Testerという便利なサイトを公開されています。
しかし、多くのリクエストを送るとレスポンスが安定しなくなり、エラーレスポンスが混ざることがあります。また他のユーザーが負荷を掛けているときも同様の現象が起きます。
そこで、自分専用のWebhook Testerインスタンスが欲しくなります。

提案手法

AWS EC2のインスタンスを使って、自分専用のWebhook Testerを構築します。
Webhook TesterはDockerイメージを公開しています。
これを使うことで構築手順が簡単になります。

前提条件

AWSアカウントの作成方法、EC2インスタンスの作成方法は割愛します。
ググってください。

インスタンスはt3.nanoで十分動作します。無料枠が利用できる場合は、t2.microを使っても良いと思います。
AMIはAmazon Linux 2 AMI (HVM), SSD Volume Type - ami-04d3eb2e1993f679bを使いました。Amazon Linux 2の最新版であれば同様の手順で構築可能です。

手順

EC2インスタンス作って、sshログインします。
次のコマンドのを実行します。

sudo yum update -y
sudo yum install -y docker
sudo service docker start
sudo docker run -it --rm --init -p 80:80 --name webhook_site dahyphenn/webhook.site

動作確認

ブラウザでEC2インスタンスのIPv4 Public IPを開き、次のような画面が表示されていれば成功です。