Instabugの導入について


概要

InstabugというiOS、AndroidアプリのユーザーフィードバックをサポートしてくれるSDKの導入方法についてです
今回はiOSでの導入方法をまとめました。

Instabugとは

  • SDKのインストールと少しのコードだけで、アプリから問い合わせ機能を実装することができます。

Instabugでできること

  • 運営への問い合わせ(チャット形式: 有料)
  • バグ報告
  • 改善提案
  • スクリーンショット、画像の添付
  • スクリーンショットに書き込み
  • 動画の撮影

また、Webサイトのダッシュボードも使いやすいです。
有料プランにはなりますが、3rd Party IntegrationとしてSlackやGithub、Trelloも使えるのは便利だと思います。

詳細はこちらhttps://instabug.com/

使い方

会員登録などは省きます。

SDKの導入

InstabugのSDKを導入する方法はマニュアルもしくはCocoapodsの二種類があります。
Cocoapodsでインストールする手順は以下のとおりです。

1. SDKのinstall
Podfileにpod 'Instabug'を追加してpod install
2. AppDelegateに設定
AppDelegateにimport Instabugを追加してapplication:didFinishLaunchingWithOption:に以下のコードを書くだけです。

Instabug.start(withToken: "token", invocationEvent: .shake)

これだけで、アプリを起動中にデバイスを振るとレポート画面が表示されます。

Instabugの設定について

Instabugではバグレポート画面を表示するための動作方法の設定や、デザインの変更ができるメソッドがあります。

バグレポートを表示する方法

IBGInvocationEventというenumで定義されています。
start(withToken token: String, invocationEvent: IBGInvocationEvent)
invoke(with invocationMode: IBGInvocationMode)
のメソッドで設定できます

case none                // 自分でバグレポートの表示を実装する
case shake               // デバイスを振る
case twoFingersSwipeLeft // 2本指で左にスワイプ
case rightEdgePan        // デバイスの右端から左にスワイプ
case floatingButton      // 右下にfloatingButtonを表示

Instabugの説明表示
ユーザーにInstabugの使い方を説明するメッセージを表示できます。
何も設定をしなければ、初回アプリ起動時に表示できますが、自分で制御することも可能です。

Instabug.setIntroMessageEnabled(false) // 自動表示をOff
Instabug.showIntroMessage() // メッセージを表示

表示変更
テーマカラーとプライマリーカラー、テキストの変更ができます。

open class Instabug : NSObject {

...

setColorTheme(_ colorTheme: IBGColorTheme)
setPrimaryColor(_ color: UIColor)
setString(_ value: String, toKey key: IBGString)

まとめ

  • 導入方法も簡単で、無料プランでもある程度使えて便利なのでおすすめです!
  • 有料プランになると、クラッシュ情報やAnalyticsを使うことができるので課金について検討してみたいと思います。