【ラビットチャレンジ】 応用数学 第二章 確率・統計 レポート
確率
頻度確率(客観確率)
発生する頻度.
例:10本のうち1本だけ当たりのクジの当選確率は10%.
1回引く当たり0.1回当たっているという考え.
実験的に確かめられる.
ベイズ確率(主観確率)
信念の度合い.
例:あなたは40%の確率でインフルエンザですという確率.
あなたは一人しかいないので,実験的に確かめられない.
条件付き確率
ある事象$X=x$が与えられた下で,$Y=y$となる確率.
$$P(Y=y|X=x) = \frac{P(Y=y,X=x)}{P(X=x)}$$
独立な事象の同時確率
お互いに因果関係のない事象$X=x$と事象$Y=y$が同時に発生する確率.
$$P(X=x,Y=y)=P(X=x)P(Y=y)=P(Y=y,X=x)$$
ベイズ則
事象$X=x$と事象$Y=y$に対して,
$$P(X=x|Y=y)P(Y=y)=P(Y=y|X=x)P(X=x)$$
確率変数と確率分布
確率変数
- 事象と結び付けられた数値.
- 事象そのものを指すと解釈する場合も多い.
確率分布
- 事象の発生する確率の分布.
- 離散値であれば表に示せる.
期待値
その分布における確率変数の,平均の値 or 「ありえそう」な値.
事象$x$に対して,確率変数を$f(x)$,確率を$P(x)$とすると,
期待値は,$E(f)$は,
- 確率変数が離散値の場合, $$E(f) = \sum_{k=1}^n P(X=x_k)f(X=x_k)$$
- 確率変数が連続する値の場合, $$E(f) = \int P(X=x_k)f(X=x_k)dx$$
分散と共分散
分散
データの散らばり具合を表す.データの各々の値が,期待値からどれだけずれているのかを平均したもの.言い換えると,どれだけ期待通りになるかを表す.
分散$Var(f)$は,
\begin{align}
Var(f)&=E\Bigl(\bigl(f(X=x)-E(f)\bigr)^2\Bigr)\\
&=E\bigl(f^2(X=x)\bigr)-\bigl(E(f)\bigr)^2
\end{align}
絶対値を取ると面倒なので,2乗をとっている.分散の単位が元のデータの2乗になってしまうので,平方根を取る:偏差.
式変形は,期待値の線形性による.
共分散
2つのデータ系列の傾向の違いを表す.(正確に相関を表すわけではないが,傾向はつかめる.円のように点対称のデータではきれいな相関があるがゼロになる.)
- 正の値を取れば似た傾向.
- 負の値を取れば逆の傾向.
- ゼロを取れば関係性に乏しい.
共分散$Cov(f)$は,
\begin{align}
Cov(f,g)&=E\Bigl(\bigl(f(X=x)-E(f)\bigr)\bigl(g(Y=x)-E(g)\bigr)\Bigr)\\
&=E\bigl(fg\bigr)-E(f)E(g)
\end{align}
$f$と$g$のスケールを合わせるために,$Cov$を$f$,$g$のそれぞれの標準偏差の積で割る.その値を相関係数という.
様々な確率分布
ベルヌーイ分布
2種類のみの結果しか得られない試行の結果を0,1で表した分布.$\mu$は1の確率.
$$f(x) = x$$$$P(x|\mu)=\mu^x(1-\mu)^{1-x}$$すべての試行はベルヌーイ分布で表せる.
AとA以外,A以外=BとB以外,B以外=CとC以外,$\cdots$.
カテゴリカル分布(マルチヌーイ分布)
複数種の結果が得られる場合.$n$種類の結果が得られるとすると,
$$P(X=x)=\sum_{k=1}^n\lambda_k^{[x=k]}$$ただし,
[x=k] = \left\{
\begin{array}{ll}
1 & (x=k) \\
0 & (x \neq k)
\end{array}
\right.
二項分布
ベルヌーイ分布の多試行版.
$n$回試行して$x$回,確率$\lambda$の事象が起こる確率は
\begin{align}
P(x|\lambda,n)&=\frac{n!}{x!(n-x)!}\lambda ^x(1-\lambda )^{n-x} \\\\
&={}_xC_r \lambda ^x(1-\lambda )^{n-x}
\end{align}
ガウス分布
釣鐘型の連続分布
$$\mathscr{N}(x;\mu,\sigma^2)=\sqrt{\frac{1}{2\pi\sigma ^2}}\exp{\Bigl(-\frac{1}{2\sigma ^2}(x-\mu)^2}\Bigr)$$確率分布なので,全体で$1$となる.そのように係数が決められている.
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