Rictyフォントをインストールする2つの方法(OS X Yosemite‎編)


MacのOSをYosemite‎にアップグレードしましたので、Rictyフォントを入れ直してみました。

Rictyフォントとは

Ricty (リクティ) は Linux 環境での研究・開発に適したフリーなプログラミング用 TrueType フォントです。 Emacs や Vim を用いた C、C++、FORTRAN、Python、Perl、Ruby、AWK、sed、シェルスクリプト、LaTeX などのコーディングにおける使用を想定しています。 以下の 2 つの等幅フォントの合成、および、プログラミング用フォントとしてのいくつかのチューニングを行う生成スクリプトの配布を行なっています。

また、姉妹フォントのRicty Diminishedもあります。

Ricty Diminished (リクティ・ディミニッシュト) は Ricty の姉妹フォントであり、Inconsolata と Migu 1M ではなく、Inconsolata と Circle M+ 1m を Ricty 生成スクリプトで合成したフォントです。 IPA ゴシックのグリフを含まないため、使用可能な漢字グリフの数が少ない代わり、SIL Open Font License の下で配布が可能です。

ライセンスの関係で以下の違いがあります。

  • Rictyは自分でフォントの生成をする必要がある
  • Ricty Diminishedは生成済のフォントが配布されている

インストールの方法1:Ricty

[Rictyのインストール]で検索してよく出てくるのはHomeBrewを使った方法です。

参照:プログラムに最適なフォント『Ricty』を超簡単にインストール[Mac限定]

brew tap sanemat/font
brew install ricty
# (ゴニョゴニョ)
cp -f /usr/local/Cellar/ricty/3.2.2/share/fonts/Ricty*.ttf ~/Library/Fonts/
fc-cache -vf

HomeBrewさえインストール済みならこの4行で終わるはずなのですが、Yosemiteでは無理でした。

問題その1:XQuartzが必要

XQuartzって何?って言われたらぶっちゃけ知りませんけど、とにかく必要みたいです。

インストーラーをダウンロードして入れる必要があります。

参照:Mac に X11 (XQuartz) をインストール

問題その2:autoconf,automakeが必要

昔はxcodeが勝手に入れてくれてたビルドツールが、
今は入ってないらしいので手動で入れる必要があります。

参照:Xcode4.3, Mac OS X Lionの環境でhomebrewからautoconf、automakeをインストールする - 日々是鍛錬

つまり

HomeBrew使っても超簡単とは行かない

インストールの方法2:Ricty Diminished

Diminishedの方は前述の通り、生成されたものが配布されているのでホントに超簡単です。

STEP1:ダウンロード

yascentur/RictyDiminishedからダウンロードします。

Gitを使っている人はcloneでもいいですが、「Gitって何?」という方は右端の[Download ZIP]をポチッとするだけでもOKです。
ダウンロードが完了したらFinderからタブルクリックして解凍します。

STEP2:インストール

STEP1のフォルダを開くと[.ttf]という拡張子が付いたファイルがいくつか入っています。
一つのファイルが一つのフォントになります。

これをダブルクリックするとインストールの確認画面が出ますので、
「フォントをインストール」と書いてあるボタンをクリックするとインストールされます。

太字や斜体などのバリエーションがいくつかありますので、
好きなのをインストールすれば完了です。

つまり

ホントに超簡単です。

まとめ

Ricty DiminishedはRictyのライト版ですが、
問題なければインストールの方法2がオススメです。