[メモ用]Word2013をある程度Emacsのキーバインドに対応させるための設定


はじめに

emacsのキーバインドなしでは生きられない身体になってしまったので、そのたの設定メモです。他の場でも多数紹介されていますが、改行と改段の使い分けが中々見つからなかったので一応。
あくまでメモ用ですので自分が多用するコマンドのみを記述しています。あと私はWordのマクロに詳しい訳ではないので基本的に質問等にはお答えできないと思います。

大まかな流れ

簡単なカーソル移動(Ctrl+f)やUndo(Ctrl+/)はWordの既存コマンドで設定できるのですが、改行(Ctrl+m)や行の切り取り(Ctrl+k)はマクロを組まないと実装できないので、その2方面から設定をしていきます。

既存コマンドから

  • Wordのメニューバーから ファイル/オプション/リボンのユーザー設定/ユーザー設定/に移動する。
  • 分類からすべてのコマンドを選択。
  • 目的のコマンドを探し、キーを割り当てる。
Emacs コマンド名 動作
Ctrl+p LineUp カーソルを1行上へ
Ctrl+p LineUp カーソルを1行上へ
Ctrl+n LineDown カーソルを1行下へ
Ctrl+b CharLeft カーソルを1文字左へ
Ctrl+f CharRight カーソルを1文字右へ
Ctrl+a StartOfLine カーソルを行頭へ
Ctrl+e EndOfLine カーソルを行末へ
Alt+< StartOfDocument カーソルを文頭へ
Alt+> EndOfDocument カーソルを文末へ
Ctrl+/ EditUndo 動作を1つ戻す
Ctrl+w EditCut 切り取り
Alt+w EditCopy コピー
Ctrl+y EditPaste 貼り付け
Ctrl+s EditFind 文字列検索
Alt+% EditReplace 文字列置換
Ctrl+x,f FileOpen 開く
Ctrl+x,s FileSave 上書き保存
Ctrl+x,w FileSaveAs 名前を付けて保存
Ctrl+x,c FileCloseOrExit Wordを終了する

Wordマクロから

  • Wordのメニューバーから表示/マクロの表示/に移動する。
  • マクロ名に任意の名前を入力して作成を押す。
  • マクロ入力画面に移るので以下のソースをコピペして保存。(既にマクロを設定している人は追記。)
  • ファイル/オプション/リボンのユーザー設定/ユーザー設定/に移動する。
  • 分類からマクロを選択。
  • 対応するマクロにキーを割り当てる。
Sub deleteChar()
    ' Deleteキー
    Selection.Delete Unit:=wdCharacter, Count:=1
End Sub
Sub deleteBackwardChar()
    ' Back Spaceキー
    Selection.TypeBackspace
End Sub
Sub newParagraph()
    ' 改段
    Selection.TypeParagraph
End Sub
Sub newLine()
    ' 改行
    Selection.TypeText Text:=vbVerticalTab
End Sub
Sub killLine()
    ' カーソル以降の現在行をカット
    Selection.EndKey Unit:=wdLine, Extend:=wdExtend
    Selection.Cut
End Sub
Sub nextPage()
    ' 下にスクロール
    Selection.MoveDown Unit:=wdScreen, Count:=1
End Sub
Sub previousPage()
    ' 上にスクロール
    Selection.MoveUp Unit:=wdScreen, Count:=1
End Sub

以上で設定は終了になります。快適なWordライフをお楽しみ下さい。