Datadogのタグに関して調べみた
インスタンンに付与したタグの確認 (チームメンバー視点)
ダッシュボードからInfrastructure
タブを選択すると、次のように監視対象になっているインスタンスの一覧が表示されます。この画面でマウスをホスト名の横あたりに持っていくとinspect
というグレーのボタンが表されます。
このinspect
ボタンをクリックすると、右側からスライドインが現れ、インスタンスの付与されているタグの情報を確認することがでいます。
このホストでは、 Chefと AWSに関連するタグが各種設定されているのがわかります。これだけタグが付されていれば、ドリルダウン時に自由自在に情報を検索できそうですよね。
イベントに付与したタグの確認 (チームメンバー視点)
イベントに付されているタグは、イベントストリームで簡単に見つけることができます。これらのタグの[key]:[value]
の構造をみていると、イベントを検索する際に、source:[value]
と合わせてどんな文字列を入力をすれば良いか一目瞭然ですよね。
APIを使ったタグの確認 (プログラマ視点)
各プログラミング言語でAPIライブラリーをimportできる準備をした後:
登録アカウントでモニタリングしているインフラ全体のタグを取得する。
from dogapi import dog_http_api as api
api.api_key = 'aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa'
api.application_key = 'ffffffffffffffffffffffffffffff'
api.all_tags()
問い合わせの結果: [辞書型]
{'role:database','env:test': ['test.metric.host']}
特定ホストに関連したタグのリストを取得する。
from dogapi import dog_http_api as api
api.api_key = 'aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa'
api.application_key = 'ffffffffffffffffffffffffffffff'
# Get tags by host id.
api.host_tags('108816')
問い合わせの結果: [リスト型]
['role:database','env:test']
詳しくは、datadogドキュメントのAPI Referenceを参照すると詳しく書かれています。
タグの種類と制限
Datadogでタグが付与できる情報
- event情報
- メトリクス情報
- ホスト情報
タグの記述方法 (管理者視点)
検索軸の自由度によって、タグの表記は次の2種類があります。
-
[key]:[value]
(文字列をカンマで繋いだのも) -
[value]
(文字列のみ)
Datadogでは後者のタグも受け付けていますが、次の理由で前者のタグを採用することをお勧めします。
- グラフ表示や検索の際にkeyのみに対応したブルダウンメニューがUIに存在している。
- [key]をベースにグラフの積み上げ表示などか簡単にできる。
- メトリクス分析の将来的なニーズに備えるために、1次元高い分析軸を準備しておく。
タグの付与ルール (管理者視点)
- 禁止文字:
device
,host
,source
は[key]の部分には使えません。Datadog Agentが使ってます。 -
env
,instance
,name
,role
は、一般的によく使われる[key]になります。 - 付与するタグの制限: メトリクス毎に 1000個まで。
カスタムタグが設定できる場所 (管理者視点)
DogStatsD 経由の情報
タグ付けできる情報の種類
- メトリクス
- イベント
関連ドキュメント
Datadog Agentのログパース機能を使った場合
タグ付けできる情報の種類
- ホスト
関連ドキュメント
Service Checkの場合
タグ付けできる情報の種類
- イベント
関連ドキュメント
Agent Checkの場合
タグ付けできる情報の種類
- イベント
関連ドキュメント
Datadog Agentの設定ファイルの変更
タグ付けできる情報の種類
- ホスト
関連ドキュメント
- Getting Started with the Agent以下の各OSのページの設定の部分 日本語訳
APIによるタグ設定の場合
タグ付けできる情報の種類
- ホスト
関連ドキュメント
Datadogのダッシュボード
タグ付けできる情報の種類
- ホスト
設定方法
-
Infrastructures
タブで表示したインフラ一覧の各インスタンスのinspect
ボタンで表示したスライドインのEdit User Tags
から入力。ユーザーが手動で設定した"ホスト"タグです。 (ユーザに紐付いたダグではありません。)
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