「macOSで必要なため、変更または削除できません」や「Operation not permitted」と表示される場合
Finder で「macOSで必要なため、変更または削除できません。」またはターミナルでsudo
をつけても「Operation not permitted」と表示される場合の対処法です。
ただ、そもそもこのエラーが表示されるということはそのファイルがシステム領域にあるということなので、変更または削除する際には自己責任でお願いします。また、(この作業を行わなくても日頃から)バックアップを取っておくことを推奨します。
原因
SIP(System Integrity Protection)
Mac のシステム整合性保護について https://support.apple.com/ja-jp/HT204899
システム整合性保護は、OS X El Capitan 以降で採用されているセキュリティ技術です。Mac 上の保護されたファイルやフォルダを改ざんしようとする悪質なソフトウェアからデータを守ります。システム整合性保護では、ルートユーザアカウントに制約を課し、Mac オペレーティングシステムの保護されている部分に対してルートユーザが実行できる操作を制限します。
システム整合性保護では、システムの以下の部分が保護されます。
/システム
/usr
/bin
/sbin
/var
OS X にあらかじめインストールされている App
対処法
A. リカバリーモードでターミナルで作業する
Command + R
を押して起動し、ターミナルから作業すると、SIP は適用されません。
macOS 復元について https://support.apple.com/ja-jp/HT201314
B. SIP を一時的に無効にする
Command + R
を押して起動し、ターミナルから SIP を無効化するコマンドを入力し再起動し、作業を行います。
作業が完了したら再び Command + R
を押して起動し、ターミナルから SIP を有効化するコマンドを入力し再起動します。
macOS 復元について https://support.apple.com/ja-jp/HT201314
SIP の無効化
csrutil disable
SIP の有効化
csrutil enable
SIP の確認
csrutil status
有効であれば System Integrity Protection status: enabled.
と表示されます。
なおリカバリーモード以外で SIP を切り替えることはできず、csrutil: failed to modify system integrity configuration. This tool needs to be executed from the Recovery OS.
と表示されます。
Author And Source
この問題について(「macOSで必要なため、変更または削除できません」や「Operation not permitted」と表示される場合), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/shge/items/6a9568f5e915e9b1b6b4著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
Content is automatically searched and collected through network algorithms . If there is a violation . Please contact us . We will adjust (correct author information ,or delete content ) as soon as possible .