Zabbix 4.0を入れてみた (ubuntu 18.04 + MySQL8.0 )


はじめに

復習を兼ねるのと、自分なりにまとめてみたかったんだ…。

OSインストール直後からZabbixのインストールまでを記述します。
(但し、自分なりの手順なので正解とは限りません。あくまで一例として参考にしてください)

システム構成

・OS:Ubuntu 18.04 LTS
・Zabbix:Zabbix 4.0.15
・DBMS:MySQL 8

1.準備

・タイムゾーンの設定
 インストール直後はUTCなってるのでJSTに変更します。

sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

・最新版へアップデート
 OSインストール直後なので、updateを実施。

sudo apt update
sudo apt upgrade

・再起動
 updateしたら、再起動は忘れずに。

sudo reboot

2.MySQL 8 のインストール

Zabbixで必要なDBをインストールします。
今回はMySQL 8.0をインストールします。

・公式からダウンロード
 .debファイルをダウンロードします。

wget https://dev.mysql.com/get/mysql-apt-config_0.8.14-1_all.deb

・.debファイルをインストール
 リポジトリを登録します。

sudo dpkg -i mysql-apt-config_0.8.13-1_all.deb

 [Package Configuration]が出ますが、そのままOKしておきます。

・確認
 MySQL関連が出てきてるか確認します。

~$ sudo apt update
(省略)  
Get:10 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-8.0 Sources [960 B]                         
Get:11 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-apt-config amd64 Packages [566 B]
Get:12 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-8.0 amd64 Packages [7,537 B]
Get:13 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-tools amd64 Packages [4,402 B]
Fetched 2,166 kB in 4s (556 kB/s)      
Reading package lists... Done
Building dependency tree       
Reading state information... Done
All packages are up to date.

・MySQLサービスのインストール
 確認が取れたら、インストールします。

sudo apt -y install mysql-server

途中でパスワード設定と認証設定を行います。


インストールが完了したら、バージョン確認しておきましょう。
私の場合は、8.0.18でした。

mysql --version
mysql  Ver 8.0.18 for Linux on x86_64 (MySQL Community Server - GPL)

MySQLを常に動くようにしておきます。

sudo systemctl enable mysql

3.Zabbix用データベースの作成

・データベースの作成
 rootユーザーでMySQLにログインし、Zabbixで使用するデータベース「zabbix」を新規作成します。

mysql -u root -p
mysql> CREATE DATABASE zabbix CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_bin;

・ロールの作成
 「zabbix」データベースの全権限を付与します。

mysql> CREATE ROLE zabbix_role;
mysql> GRANT ALL ON zabbix.* TO zabbix_role;

・ユーザの作成
ユーザを新規作成し、「zabbix」データベースへの全権限を割り当てます。

mysql> CREATE USER zabbix@localhost IDENTIFIED WITH mysql_native_password BY 'P@ssw0rd' DEFAULT ROLE zabbix_role;

 完了したら、quitでMySQLから抜けます。

4.Zabbix 4.0のインストール

公式のDLページからURLをコピーして.debファイルをダウンロードします。
※というか、上記ページ見れば後にやる事全部分かるんですけどね……。

wget https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_4.0-3+bionic_all.deb

・リポジトリの登録

sudo dpkg -i zabbix-release_4.4-1+bionic_all.deb

・aptで確認

sudo apt update

・Zabbixのインストール
 Zabbix関連のアプリを全てインストールします。

sudo apt -y install zabbix-server-mysql zabbix-frontend-php zabbix-apache-conf zabbix-agent

・Zabbix用テーブルの作成・初期データの投入
 パスワードを聞かれるので、データベース作成時のパスワードを入力してください。

zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql*/create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbix

5.初期設定

・データベースのパスワード入力
 zabbix_server.confにDBのパスワードを入力します。

/etc/zabbix/zabbix_server.conf
#126行目くらいに追加
DBPassword=P@ssw0rd

・PHPのタイムゾーン変更
 デフォルトでコメントアウトされてるので、日本に合うよう修正します。

/etc/zabbix/apache.conf
20行目と30行目

修正前
# php_value date.timezone Europe/Riga

修正後
php_value date.timezone Asia/Tokyo

・デーモンの起動
各種サービスの再起動と有効化をします。

sudo systemctl restart zabbix-server zabbix-agent apache2
sudo systemctl enable zabbix-server zabbix-agent apache2

6.Web画面にアクセス

WebブラウザでZabbixにアクセスします。
http://[サーバのIPアドレス]/zabbix

Welcomeの画面が表示されたら、何も考えずにNext stepをクリックします。

表の右側が全部OKになってるのを確認して、Next stepをクリックします。

DBのユーザとパスワードを入力してNext stepをクリックします。
※入力するのはパスワードのみのはず…

特に何も入れなくても大丈夫なのでNext stepをクリックします。
※Nameは何入れてもいいです。分かりやすい名前にしたらよいのでは?

サマリが表示されますので、そのままNext stepをクリックします。

完了となりますのでFinishをクリックします。

ログイン画面になりますので、初期ユーザーとパスワードを入力してログインできます。
Username:Admin
Password:zabbix

お疲れ様でした。

最後に

Zabbix稼動お疲れ様でした&おめでとうございます。
ただ、別にコレがゴールな訳ありません。
ここから各サーバやNW機器の死活監視をするために色々弄っていきましょう~~。