IPv6とIPv4を共存させる
はじめに
こちらのサイトを参考に、自宅のネットワークでIPv6
とIPv4
を共存させることができました。
この記事では補足を記載したいと思います。
環境
- プロバイダ:楽天ひかり ※2020年4月末にIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)がリリースされた
- 契約プラン:ファミリープラン
- ひかり電話の契約:なし
- IPv6
- 接続方式:IPoE/IPv4 over IPv6(DS-lite)
- ルーター:IO DATA WN-DX2033GR/E (このリストをもとに価格を見て決定 https://rmisp.force.com/ispc/s/article/ISPC104)
- IPv4
- 接続方式:PPPoE
- ルーター:TP-Link Archer C6(楽天ひかりに加入するときにもらったルーター)
- ハブ:TP-LINK TL-SG105V5.0
- 接続方式:IPoE/IPv4 over IPv6(DS-lite)
- ルーター:IO DATA WN-DX2033GR/E (このリストをもとに価格を見て決定 https://rmisp.force.com/ispc/s/article/ISPC104)
- 接続方式:PPPoE
- ルーター:TP-Link Archer C6(楽天ひかりに加入するときにもらったルーター)
※ハブとルーター接続用でLANケーブルを2本購入しました(Jeavdarn CAT8)
※コンセントはONU、ハブ、ルーター✕2なので最低4つ
ネットワーク構成
https://www.archlinux.site/2018/12/ipv6ipv4.html
より引用および加筆
インターネットコンセント
│
終端装置(ONU)
│
ハブ
│ │
│ └IPv4ルーター(192.168.1.1)
│ ├─ IPv4接続したい機器
│ ├─ IPv4接続したい機器
│ └─ ...
│
└─ IPv6ルーター(192.168.2.1)
├─ IPv6接続したい機器
├─ IPv6接続したい機器
└─ ...
軽く調べたところ本来はルーターの前にハブを置く構成はアンチパターンのようです。
もう少し高めのルーターだと、ルーター同士を直列に接続してIPv4
での通信をパススルーできるようですが、
今回購入したルーターにそのような機能はないため並列に配置しています。
また、ルーター同士で通信する必要はないので
- IPv4ルーター: 192.168.1.1/24
- IPV6ルーター: 192.168.2.1/24
としています。
※この構成だとIPv4
系列の機器とIPv6
系列の機器同士で通信できない
※ルーターのデフォルト割当が192.168.0.1/24でぶつかるので必ず変更します
ルーター設定
IPv4ルーター
- IPv6の通信オプションを無効にする
- ルーターのIPを192.168.1.1/24とする
- 接続機器のIP割当設定がある場合は192.168.1.2〜から割り当たるようにする
- 2GHz帯域
- IPv6ルーターの2GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
- 5GHz帯域
- IPv6ルーターの5GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
IPv6ルーター
- ルーターのIPを192.168.2.1/24とする
- 接続機器のIP割当設定がある場合は192.168.2.2〜から割り当たるようにする
- 2GHz帯域
- IPv4ルーターの2GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
- 5GHz帯域
- IPv4ルーターの5GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
回線速度
- 接続機器のIP割当設定がある場合は192.168.1.2〜から割り当たるようにする
- IPv6ルーターの2GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
- IPv6ルーターの5GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
- 接続機器のIP割当設定がある場合は192.168.2.2〜から割り当たるようにする
- IPv4ルーターの2GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
- IPv4ルーターの5GHz帯とかぶらないように無線チャンネルを自動から固定値に変更する(かぶらなければ値はなんでも良い)
確認したところ朝昼はIPv4、IPv6でほとんど差はないようでした。
混雑する夜間帯に効果を発揮するようです。
IPv4
IPv6
さいごに
間違いなどありましたらご指摘ください。
蛇足
IPv6だから早いわけじゃない
IPv6とIPv4を共存するに至った経緯
楽天ひかりからIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)に対応したというとメールが来たのでネットワークをIPv6
に移行した。
基本的に問題なさそうだったが、ただひとつfire tv stickが「Homeは現在使用できません」というエラーに陥った。
サポートに問い合わせたところ
『Fire TV Stick』に関する推奨ネットワーク設定は現在以下のようになっております。
----------------------------------------
・2.4Ghzの場合:1-13(14)chのいずれかに固定
・5Ghzの場合:W52の36/40/44/48chいずれかに固定
・Ipv(インターネット・プロトコル・バージョン)4がAmazonデバイスの接続をサポートしておりますため、
「Ipv6」「Ipv4からIpv6自動変更」の設定の場合、「Ipv4」に固定
----------------------------------------
また恐れいりますが、Wi-Fiルータの操作・設定変更による影響等詳細な情報確認につきましては、
Wi-Fiルーターメーカーの窓口へのご相談をご検討くださますようお願いいたします。
という回答が来た。
通信速度が遅いのも困るがfire tv stickが使用できないのも困る。
そして、現在に至る。
Author And Source
この問題について(IPv6とIPv4を共存させる), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/mida12251141/items/acbbae5f202b3ed873aa著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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