Raspberry Pi 3(Raspbian Stretch)にPure Dataをインストールする


1. 概要

Raspberry PiにPure Dataをインストールします。pd-extendedをインストールしようと試行錯誤しましたが、2014年以降更新されていないらしく上手くインストールできませんでした。
そこでPure Data Vanillaをインストールし、含まれるDekenというパッケージ管理ツールを使ってエクスターナル(パッケージ)をインストールしました。

2. 環境

  • Raspberry Pi 3 (Rasbpian Stretch)
  • Pure Data Vanilla (pd-0.47.1)

3. 参考サイト

4. Pure Data

4.1 Pure Dataのインストール

sudo apt-get update
sudo apt-get install puredata

4.2 オーディオジャックの設定変更

デフォルトではオーディオの出力がHDMIと一緒になっているようですので、オーディオはオーディオジャックから出力されるようにターミナルで以下のコマンドを入力します。

sudo amixer cset numid=3 1

4.2 Dekenを使ったエクスターナルのインストール

Help→Find externalsを選択します。

立ち上がったウィンドウの検索窓に文字を打つと候補が出ます。インストール可能なものは文字が黒く、それ以外は灰色で表示されます。

インストールするエクスターナルを選択すると、保存場所を聞かれます。

Yesを押します。

Successfully~と出るとインストール完了です。

今回は参考サイトを見つつ、Raspbianに対応していた
- comport
- cyclone
- freeverb~
- osc
- zexy
をダウンロードしてみました。

4.3 エクスターナルのパスを指定

上でインストールといいつつ、インストールした場所も指定してあげないといけないようです。

4.3 音が出るかどうかのテスト

メニューからMedia→Test Audio and MIDIを選択します。

TEST TONESのdBを上げると音量が上がり、toneが選択された状態でpitchを上げると音の高さが上がります。数字の入ったボックスの上で上下にドラッグすると数値が変わります。

音がでない場合に考えられること

  • 音の出力先がHDMIのままになっている
    • 4.2に書いたsudo amixer cset numid=3 1をしてください
  • システムの音量が小さい
    • 画面右上のスピーカーアイコンを押して音量を上げてください
  • USBオーディオデバイスがつながっており出力がそちらになっている
    • メニューからMedia→Audio Settingsを選択しOutput Devicesを別のものに変えてみてください