FreeCAD を AppImage で動かす ( FreeCAD on Ubuntu20.04 )


Ubuntu20.04 ディストリビューション版の FreeCAD が動作がおかしいので AppImage 版で動かすお話。

ディストリビューション版 FreeCAD

Draftワークベンチで、・・・あれれ?

調べてみると、「表示」-「ツールバー」で、以下の項目が表示されていない

  • Drafat creation tools
  • Draft modification tools

設定は表示設定されているにもかかわらず、ツールバーに出てきていない。

PPA 版 FreeCAD でもダメだった

おかしーなーと思って以下のサイトの
「Install on Unix - FreeCAD Documentation」
https://wiki.freecadweb.org/Install_on_Unix

「Stable PPA through the console」

を見て、一旦ディストリビューション版 FreeCAD をアンインストールした後以下のように試す。


$ sudo add-apt-repository ppa:freecad-maintainers/freecad-stable
$ sudo apt update
$ sudo apt install freecad freecad-doc

ここでエラー、


パッケージ freecad-doc は使用できませんが、別のパッケージから参照されます。
これは、パッケージが欠落しているか、廃止されたか、または別のソース
からのみ利用可能であることを意味します。
しかし、以下のパッケージが置き換えます:
  freecad-common

E: パッケージ 'freecad-doc' にはインストール候補がありません

これについて、先の wiki には以下のように書いてあった。

Note: due to packaging problems, in certain versions of Ubuntu the freecad-doc package has collided with the installation of FreeCAD or one of its dependencies; if this is the case, remove the freecad-doc package, and only install the freecad package. If the freecad-doc package doesn't exist, then ignore it.

そのため以下のようにしてインストールしたが・・・


$ sudo apt install freecad

実行しても同じ症状、Draft ワークベンチで描画ツールが表示されていなかった。

AppImage 版

以下のページから 64-Bit Appimage をダウンロードします。

$ chmod 755 FreeCAD_0.18-16146-rev1-Linux-Conda_Py3Qt5_glibc2.12-x86_64.AppImage 

として、以下のように実行します。


$ ./FreeCAD_0.18-16146-rev1-Linux-Conda_Py3Qt5_glibc2.12-x86_64.AppImage 

表示されました。