Jetson Nano上でStyleGANを使って無限に人物画像生成するデモを行う方法


Jetson NanoでStyleGANを動かす

 Jetson Nano上でStyleGANが動かないというコメントをみたので「そんなわきゃないだろ」と思い早速試して見ました。試してみたコードは以下のものです。

stylegan(on GitHub)

Jetson Nanoセットアップ

 以下記事を参考にセットアップをして下さい。

Jetson Nano関係のTIPSまとめ

 「Swapファイルの設定」の項目で6GBのSwapファイルを確保するのを忘れないで下さい(これをやらないと途中で死にます)。

StyleGANテスト

 ターミナルで以下コマンド実行すると、学習済みのモデルから人物画像が生成されます。クローンするリポジトリは、最初に紹介したNVIDIAオリジナルのものでもよいのですが、この後のデモプログラム実行の関係で、私がフォークしたものを使用しています。

$ git clone https://github.com/karaage0703/stylegan
$ cd stylegan
$ python3 pretrained_example.py

 以下のような陽気なおっさん画像が生成されます。これ、教師画像ではなくて、人工知能が生成した人物画像です。

StyleGANリアルタイム生成デモ

 そのまま以下コマンド実行すると、次々に人物画像が生成されるデモができます。

$ python3 generate_demo.py

 デモの様子は、以下リンク先参照下さい。

Style GANのリアルタイムデモ動画(on instagram)

 デモプログラムは、基本的にサンプルプログラムを少し改造しただけです。詳細はソースコードを参照下さい。

プログラムがうまく動かない場合

 モデルがうまくダウンロードできていない場合があるようです。その場合は、ブラウザで以下のアドレスから、直接ファイルをダウンロードして、styleganディレクトリの下に直接置いてから、プログラムを実行してください。

参考リンク

A Style-Based Generator Architecture for Generative Adversarial Networks を読んだ

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Jetson Nano関係の情報はこちらにまとめています

変更履歴

  • 2021/03/01 プログラムがうまく動かない場合の対処を追記