slee-Pi3(ラズパイ用電源管理/死活監視モジュール)の使用GPIO変更


slee-Pi3は、ラズパイの電源管理や死活監視をGPIO経由で行います。
今回はRI信号・IRQ信号・HEARTBEAT信号のGPIO割り当ての変更方法をご紹介します。
slee-Pi3と他デバイスの併用でGPIOが被ってしまう際に利用できる便利な機能です。
ぜひご活用ください。

RI信号・IRQ信号・HEARTBEAT信号のGPIO割り当て変更


各信号のピン割り当ては上記のようにデフォルトで、
・RI信号 → 設定なし
・IRQ信号 → GPIO26
・HEARTBEAT信号 → GPIO5
となっています。詳細は、こちらを参照ください。

今回はHEARTBEAT信号のピン変更を例に紹介します。

[手順1]/boot/config.txtに追記

$ sudo vi /boot/config.txt

でエディタを開きます。

config.txt
dtoverlay=sleepi3

slee-Pi3のパッケージが正しくインストールされていると、
ファイル下部に上記のような記述があります。

config.txt
dtoverlay=sleepi3,heartbeat_pin=24

上記のように","区切りで追記します。

保存して、シャットダウンします。

[手順2]ジャンパピン(JP3)の付け替え


slee-Pi3基板上のJP3ピンを右側に付け替えます。

以上で作業終了です。
起動後にslee-Pi3上の緑LEDが点滅していれば問題ありません。

※点滅を確認できない場合は、config.txt追記部分の見直しやJP3のピンが奥まで差し込まれているか確認して下さい。

その他、パラメータには下記の設定も付加できます。

これらはconfig.txtに追記してください。

以上が変更方法の紹介でした。
slee-Pi3を使った開発にぜひお役立てください。
ご覧いただきありがとうございました。