UbuntuとRiderとC# GUIアプリの開発


Ubuntu上でC# GUIを開発する時いろいろなIDEやフレームワークがあり、それぞれに長所と短所がある

開発環境
Ubuntu 18
Rider
.net5

要件 理由
.net Core Sdkで開発したい 開発者が多い monoより.net Coreの方が検索でヒットする
glade gtk3を利用したい Gtk3が.net Coreに対応している
VisualSutdio風のIDEを使いたい Windowsで使い慣れている

IDEとフレームワークの種類

IDE SDK エディター デザイン デメリット 費用
MonoDevelop Mono VisaulStudioに慣れていると使いづらい Gtk2 MonoDesiner .net coreが利用できないっぽい? IDEの見栄えが悪い 無料
VisalStudio Code .net Core VisaulStudio風にカスタマイズすれば近づけるが手順が多く煩雑 抜けが発生する Gtk3 glade いろいろ拡張機能をインストール必要がある  無料
JetBrains Rider .net Core Mono Visual Studio風で使いやすい 便利な機能が既に組み込まれている Gtk3 glade 毎月料金が発生する 月1600円

開発環境がすぐ構築できそうななので
Riderを利用することにした。
とりあえず試用期間30日を利用してみる

JetBrains Riderをインストールする

 $ sudo apt update
 $ sudo apt install snapd
 $ sudo snap install rider --classic
 $ rider

Riderを起動する

Ubuntuの環境でConsoleアプリの開発環境がすぐ出てくる

Riderの日本語化

Settings/Preferences→Plugins→Marketplace より “japanese” を検索して見つかる”Japanese Language Pack”をインストールする


標準で.net Core がインストールされている。

三角のボタンをクリックするとビルドができます。

Nugetはどこにあるのか?
左下にありました。右クリックからソフトをインストールできます。
エラーが出たときに最適なライブラリをNugetから検索してくれる機能
ライブラリがインポートされていなくてエラーが出た時に、右クリックから最適なライブラリをNugetから検索してにいってくれます
オリジナルDllを読み込む

Assmbliesで右クリック - Add Reference画面 - Add Form から Dllを選択する
Dllがソリューションに読み込まれます。

GladeとGTK3を組み合わせてGUIアプリを作る

GTK+-3.0をインストール。

 $ sudo apt install libgtk-3-dev

Gtk3デザイナ gladeをインストール。

 $ sudo apt install glade

GladeはGUIをデザインするソフトです。日本語にも対応しています。このGladeファイルと
Riderと.net Coreを併用してGUIアプリを開発していきます。

gladeチュートリアルサイト

追記 注意
GTK3には.net CoreとMonoでビルドしたもの両方があります。
gtk-sharp Mono版
GtkSharp .netCore版
アイコンとハイフンがあるかで見分けられます。

mono ハイフンあり gtk-sharp
.net core ハイフンなし GtkSharp

MonoでビルドしたものはMonoのRunTimeで動いています。
monodocなどdllはmonoでビルドしたものしか動きません。
検索した時、名称と中身が逆になっていることがある

Gitにオープンソースを活動している方はRiderを無料で使用できます。

Gtk3アプリ イベントハンドラー自動生成ツールの作成

Ubuntu GTKアプリ開発の道へ続く