Emacsで文芸用エディタ環境を作る


普段Vim使いなのですが、やはり長文の日本語を書く際はプロポーショナルな明朝を使いたいもの。残念ながらVim系はどこもプロポーショナルに対応していないので、重いEmacsを使います。

WindowsにSpacemacs環境を構築

これをビルドしてインストールしました。
https://github.com/chuntaro/NTEmacs64

この手順に沿うと、%APPDATA%フォルダ(~/AppData/Roaming)に.emacs.dが生成されるので、そこに
Spacemacsをクローン。
Emacsを一回--insecureで起動させて、設定ファイル(%APPDATA%/.spacemacs)を生成させます。

Yu Minchoを使えるようにする

.spacemacsのdotspacemacs/user-configに

.spacemacs
  (set-face-attribute 'variable-pitch nil
                      :family "Yu Mincho"
                      :height 140)
  (set-face-attribute 'fixed-pitch nil
                      :family "Consolas"
                      :height 140)

と指定。
あとはどこでも、M-x variable-pitch-modeとでも打てばYu Minchoになるようになりました。

私はEmacsのフォント設定がわからないので、ここで別のパッケージに頼ります。

.spacemacs
   dotspacemacs-additional-packages '(org-variable-pitch)
  [中略 dotspacemacs/user-config]
  (require 'org-variable-pitch)
  (add-hook 'org-mode-hook 'org-variable-pitch-minor-mode)

これでorg-mode内でYu Minchoになるようになりました。
spacemacsではdeinのようにあらかじめインストールするパッケージを記述しておく必要があるので気をつけてください。

雰囲気を整える

SPC-w-cで、goyo.vimのような雰囲気になります。
ただ結構挙動は不安定ですので、whiteroom-modeがいいかも。
このように設定しておくと、長文とかも自動で切ってくれるようになります。

.spacemacs
  (set-fill-column 80)
  (add-hook 'org-mode-hook 'visual-fill-column-mode)
  (add-hook 'org-mode-hook 'visual-line-mode)

また、SPC-T-nでlightのテーマに切り替わります。
.spacemacsでデフォルトに設定しておいてもいいかもしれません。