ODBCでOracle Autonomous Databaseに接続してみた
はじめに
本記事では、Oracle Cloudの自律型データベースサービス(Autonomous Database)に
ODBC接続でアクセスする方法を紹介します。
今回はAutonomous Data Warehouse(ADW)で作業しますが、Autonomous Transaction Processing(ATP)でも内容は同じです。
前提条件
Instant Clientの導入
下記URLよりInstant Clientをダウンロードし、インストール
*ODBC接続を利用するアプリケーションが32bitの場合、32bit版をダウンロード
ウォレットのダウンロード
Autonomous Databaseに接続するためには、Wallet(zip形式のファイル)をローカルにダウンロードする必要があります。
Oracle Cloudのコンソール画面よりAutonomous Databaseのページに移動
ダウンロードしたウォレットを任意のフォルダに解凍します
sqlnet.oraを編集します。
WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA = (DIRECTORY="?/network/admin")))
↓ DIRECTORY="?/network/admin"の部分をウォレットの解凍先フォルダのパスに書き換える
WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA = (DIRECTORY="<解凍先フォルダのパス>")))
ODBC設定
Windowsのスタートメニューから「ODBC」で検索→「ODBCデータソース」を選択
*ODBC接続を利用するアプリケーションが32bitの場合、32bit版を選択
ユーザーDSNより「追加」→任意のOracle Clientを選択
以下の項目を入力します。
入力項目 | 内容 |
---|---|
データソース名 | 任意 |
説明 | 任意(未入力でもOK) |
TNSサービス名 | 下記参照 |
ユーザーID | admin |
TNSサービス名の書式は、[DBインスタンス名]_[サービス接続詞]です。
サービス接続詞は以下が使用可能です。
tpurgent(ATPのみ): 時間的なクリティカル・トランザクション処理操作のための優先度が最も高いアプリケーション接続サービス。 この接続サービスは、手動の並列処理をサポートしています。
tp(ATPのみ): トランザクション処理操作の一般的なアプリケーション接続サービス。 この接続サービスは、並列処理を使用せずに実行されます。
high: レポートおよびバッチ操作のための優先度の高いアプリケーション接続サービスです。 すべての操作は並列で実行され、キューに入れられます。
medium: レポート操作とバッチ操作のための一般的なアプリケーション接続サービス。 すべての操作は並列で実行され、キューに入れられます。 このサービスを使用すると、並列度は4 (4)に制限されます。
low: レポートまたはバッチ処理操作では、最も優先度の低いアプリケーション接続サービスです。 この接続サービスは、並列処理を使用せずに実行されます。
接続確認
疎通確認がとれたらドライバ構成を保存します。
補足
ADOからAutonomous DBに接続する場合の設定例です。
ConnectionString = "DSN=[データソース名];UID=admin;PWD=[adminユーザのパスワード]"
oraCon.ConnectionString = ConnectionString
oraCon.Open
参考URL
Autonomous Database作成手順
https://docs.oracle.com/cd/E97706_01/Content/Database/Tasks/adbcreating.htm
Instant Client導入手順
https://docs.oracle.com/cd/E90713_01/OREAD/installing-oracle-database-instant-client.htm
ODBC設定
https://blog.hrendoh.com/how-to-register-oracle-instant-client-as-odbc-datasource/
ADOからOracle Databaseに接続
https://excelwork.info/excel/databaseoracleodbc/
Author And Source
この問題について(ODBCでOracle Autonomous Databaseに接続してみた), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/Bassline303/items/000cbf8da8dcf97ea936著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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