iOS14用のURLスキームをQRコードで作成してみる


最近はQRコードで簡単にWiFiの接続設定ができたりして、すごく便利になりました。この機能を使いもっと便利にならないかと思い調べてみました。その際のメモを残します。

簡単な原理

このQRコードを調べていくと、以下のような流れでアプリ起動までを行っていました。
1. カメラアプリ(コードスキャナーアプリ)から画像(QRコード)を取り込む
2. 画像(QRコード)を文字列(URLスキーム)に変換する
3. 文字列(URLスキーム)を実行する
4. 該当するアプリが起動する

QRコードの作成

QRコードはpython3を使える環境であれば、下のコードで簡単にQRコードを作成できます。qrcodepipコマンドなどでインストールしておいていください。

make_qr.py
import qrcode
img = qrcode.make('URLスキームの文字列')
img.save('保存したいファイル名')

URLスキーム

URLスキームはプログラム言語みたいに色々できるかと思いましたが、残念ながら大したことはできなさそうです。(調べ方が足りないかも?)
自分が調べた中で使えそうなURLスキームの例を下に記載します。なお動作はiOS14.5のみで確認しました。

アプリ名 記入方法([ ] は入力しません。) QRコード例
電話 tel://[電話番号]
メッセージ(SMS) sms://[電話番号]&body=[メッセージ]
メール mailto:[メールアドレス]?subject=[タイトル]&body=[本文]
設定-Wifi WIFI:T:[WPAもしくはWEP]:S:[ネットワーク名(SSID)]:P:[パスワード];;
Google Maps comgooglemaps://?center=[緯度],[経度]

最後に

色々探したのですが、WiFi接続設定より便利なものは見つかりませんでした。(思いつきませんでした)便利なURLスキームが見つかりしだい追加していきます。