Raspberry Piでカメラが認識されないときに試したこと


始めに

$ vcgencmd get_cameraコマンドを入力し,カメラモジュールが正しく認識されているか確認したところ,以下のように表示されました.

supported=1 detected=0

supportedはカメラが有効化されているかどうか(0:無効,1:有効)を表しています.
detectedはかカメラが認識されているか(0:無効,1:有効)を表しています.
どうやら,カメラがうまく認識されていないようです.
以下では,この問題を解決するために,試したことや確認したことをまとめます.

1.カメラモジュールの有効化の確認

カメラモジュールが有効化されていない場合は,まずはカメラモジュールを有効にします.
「RaspberryPiの設定」を開き,カメラを有効にします.

2.ケーブルの向き

まずは,カメラとRaspberryPi本体に接続されているケーブルの向きを確認します.
ケーブルの青い部分が,以下の写真の向きになっているか確認します.
(静電気に注意してください)

RaspberryPi本体側(青い部分はUSBポート側)

カメラモジュール側(青い部分はカメラの裏側)

3.カメラ上部の金具

カメラ上部の金具がパカッと外れていました.
上からそっと押して直します.

4.パッケージの更新とアップグレード

$ sudo apt-get update$ sudo apt-get upgradeコマンドを実行します.(結構時間がかかります)
その後,$ sudo rebootで再起動します.

最後に

カメラが認識されたかどうか確認するために,再度$ vcgencmd get_cameraを行います.
下記のように表示されていれば成功です.

supported=1 detected=1