Raspberry Pi 4 で DLNA/OMV セットアップ


Raspberry Pi 4 のセットアップから OMV、その上に DLNA をセットアップするところまでを 粗く記録しておきます。

OpenMediaVault をインストールし、外付け SSD を共有フォルダーにしつつ、DLNA でデータ化した音楽・動画を視聴できるようにします。


全体的に、記事 Raspberry Pi + WifiアダプタでNAS化 をベースにして設定を進めた。
(特に気にせずにOMVのインストールをすると、なぜか無線LANが使えなくなるのがネックになっていたので大変助かった。感謝 )

Raspberry Pi 4 セットアップ

Lite イメージを MicroSD カードに焼く。

ssh, wpa_sapplicant.conf をルートに置く。

  • ssh は空のファイル。
  • wpa_sapplicant.conf は以下のようなファイル。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
   ssid="my-sssid"
   psk="my-password"
}

起動

IP アドレスを確認する。(netenum)

ssh pi@{IP_ADDR} でログイン。パスワードは raspberry

sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade

sudo raspi-config

ssh あたりの再設定?

OMV インストール

Raspberry Pi + WifiアダプタでNAS化 より引用。

wget https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install
chmod +x install

# nオプションが重要
sudo ./install -n

OMV セットアップ

初期の ID, パスワードは以下の通り。

ID Password
admin openmediavault

SSD を外付けする。

あまり余計なものを入れたくなかったので、ファイルシステムのフォーマットは ext4 にしている。

exFAT にできた方が嬉しかったが、マウントができなかった。

ディスク

ファイルシステム

ファイルシステムのフォーマットとマウントを行う。

共有フォルダ

SMB以外でも、DLNA で公開するための共有フォルダを設定しておく。

SMB/CIFS

DLNA で公開する共有フォルダも含めておく。
SMB 経由で更新したいので。

プラグイン

openmediavault-minidlna をインストール。
少し時間がかかる。

DLNA

OMV 共有フォルダを指定。

ネットワークインターフェイスの設定

OMV の設定が終わり、DLNA クライアントからの接続が確認できたら、ネットワークインターフェイスを変更する。
注意: ここからは特に、ご家庭のネットワーク環境に合わせて、やる・やらないを決めてください

上記では Raspberry Pi の wlan0 でネットワークに接続していたが、有線の eth0 に変える。

以降、見間違いを防ぐため、wlan0, eth0 で記載する。

LANケーブルを接続

無線ルーターに、Raspberry Piから伸ばしたLANケーブルを接続する。

(任意) IPアドレスを固定する

名前解決がきちんと出来ていれば、\\raspberrypi で接続できる。
(メモ: デフォルトでは、ID:pi, password:raspberry)

DLNA の場合はクライアントが自動的に探してくれるようだ?

ともあれ、IP アドレスを固定したい場合は、以下のファイルに追記する。

/etc/dhcpcd.conf を設定

#ファイルの末尾に追加

interface eth0
static ip_address=192.168.0.100/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1 8.8.8.8

interface wlan0
static ip_address=192.168.0.101/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1 8.8.8.8

eth0 での SSH 接続を確認する

Windows10 標準の SSH クライアントを使っているからかもしれないが、wlan0 経由のときとは異なり(というか、よく覚えてないが)、接続が拒否されてしまった。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@    WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!     @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
IT IS POSSIBLE THAT SOMEONE IS DOING SOMETHING NASTY!
Someone could be eavesdropping on you right now (man-in-the-middle attack)!
It is also possible that a host key has just been changed.
The fingerprint for the ECDSA key sent by the remote host is
SHA256:eS0jKz/S3iIvuD2d9bkmvQwf9KRmwnl4Q/tGbq/RsC4.
Please contact your system administrator.
Add correct host key in    .ssh/known_hosts   to get rid of this message.
Offending ECDSA key in   .ssh/known_hosts:6
ECDSA host key for 192.168.0.100 has changed and you have requested strict checking.
Host key verification failed.

要は、known_hosts ファイル(Windows では C:\Users\xxx\.ssh\known_hosts)に、eth0 の IP アドレスを追記する。
wlan0 に接続したときの記述(自動的にできていた)を真似するといい。

wlan0 接続を無効化する

無効化しなくてもよいかもしれない。

sudo iwconfig wlan0 txpower off
# sudo iwconfig wlan0 txpower auto